【レビュー/評価】『闇に堕ちる君をすくう僕の嘘』 斎藤千輪の感想

引用:Amazon商品ページ

 

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 読書家:1日1冊以上読書しています!

 元々は読書大嫌い

 本のジャンルを問わずレビューしてます。



こんな人におすすめ!
○ミステリーが好きな人
○純愛が好きな人

 

 今回は、Twitterのフォロワーさんである斎藤千輪先生の作品を読んでいきたいと思います!

 

 闇堕ち、、、!?、ミステリー、、、!?

 

 なんだか面白さそうな単語が並んでおります!

 

 読むのが楽しみなので、早速読んでいきたいと思います。

 

【あらすじ】

 

 幼い頃に両親を亡くし、双子の兄弟と離れ離れで育った鏡太輝。

 

 ある目的のため、元人気子役の少女・巫香に近づく。

 

 太輝は巫香との交流を深めるうちに、巫香の闇を知ることになる、、、

 

 悲しい過去をもつ太輝と巫香。

 

 巫香の謎が明かされた時、太輝が巫香を救うためについた嘘とは!?



【私的満足度】

 

 読みやすさ ★★★★★

 表 現 度 ★★★★☆

 おもしろ度 ★★★★☆

 総合満足度 ★★★★☆

 

【感想】

 

 闇が深かった・・・

 

 でも、面白かった・・・

 

 私が感じたことを少し書いていきますね。



1.闇堕ちミステリー

 

 闇堕ちミステリー面白かったです!

 

 闇堕ちといっても、そこまで重くない内容でしたので、すらすら読むことが出来ました。

 

 闇落ちの度合いが酷過ぎると、読む手が止まってしまいますもんね、、、

 

 闇堕ち系の作品をあまり読んだことがなかったので、新鮮な気持ちでこの物語に浸かることが出来ました。

 

 それにしても、この闇はどうして生まれてくるんでしょうかね?

 

 悲しい過去によるものなのか、それとも、他者への執着によるものなのか、、、

 

 私には皆目見当もつかないです涙

 

 まあ、私も闇堕ちしているんですけどね笑(うつ病治療中)



2.登場人物が抱えるそれぞれの闇

 

 この作品では、登場人物の闇が鮮明に表現されていました。

 

 闇といっても、それぞれ違う闇があります。

 

 悲しい過去、いじめ、離婚などなど、、、

 

 なんだか、これらをうまく表現できなかったので、「闇」という単語を使いましたが、

 

 こういった闇も、この物語を彩っていました。

 

 闇が彩りを増す材料になるなんて、なんだか不思議ですね、、、

 

 なんだか小説家さんっぽいこと言ってしまいました笑

 

 でも、現実世界での闇は少ない方がいいですけどね、、、



3.考えさせられる結末

 

 私がこの作品を読んで一番印象に残ったのは、考えさせられる結末でした。

 

 ネタバレになってしまうので、結末を書くことはできませんが、とにかく考えさせられました。

 

 なんというか、いい意味でのモヤモヤといいますか、果たしてこれがハッピーエンドなのかなーとか色々考えました。

 

 闇堕ちミステリーというだけあって、結末も一筋縄にはいきません。

 

 色々考えてみましたが、ハッピーエンドなのかどうか分かりませんでした涙。

 

 でも、それも小説を読むことの面白さなのかもしれませんね。

 

 結末がはっきりしたものじゃなくてもいいし、ハッピーエンドなのかどうか分からなくてもいいのです!

 

 それにしても、難しかったけど、面白い結末でした!!!



【まとめ】

 

 それぞれの闇と考えさせられる結末が特徴的な作品でした。

 

 考えさせられる作品って、なんだか自分の考えが深まるような気がして、読んだ甲斐があったなと思いました。

 

 闇堕ち&純愛な作品を求めている人は、ぜひ読んでみてください!

 

 千輪先生の虜になること間違いなしです!!!

 

 書店で、千輪先生の『だから僕は君をさらう』を見かけたので、今度購入して読んでみたいと思います。



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その他の書評はこちら

『無実の君が裁かれる理由』 友井羊

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