【読書マニアがレビュー/評価】『うちのちいさな女中さん 1巻』長田佳奈の感想
引用:Amazon商品ページ
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○歴史が好きな人
○モダンな雰囲気が好きな人
・
今回は長田佳奈さんの『うちのちいさな女中さん 1巻』を読んでいこうと思います。
なんだか昔懐かしい雰囲気が表紙から漂ってきますね。
ハートフルな物語の予感!
とっても楽しみです。
それでは、早速読んでいこうと思います。
【あらすじ】
『女中』。かつては日本女性の一大職業であり、日常の中にその姿はありました。
これは、そんな女中さん達が活躍した昭和初期を舞台に14歳の女の子・野中ハナが、翻訳家の蓮見令子の女中として働く日々を描いた物語。
引用:Amazon商品ページ
【私的満足度】
読みやすさ ★★★★★
表 現 度 ★★★★★
おもしろ度 ★★★★★
総合満足度 ★★★★★
【感想】
モダンな雰囲気が好きな私にとっては、めちゃくちゃ刺さる作品でした。
昔ながらの生活もいいですよね。
ピュアな女中の主人公の様子も、めちゃくちゃほっこりしました。
それでは私が感じたことを少し書いていこうと思います。
① 女中とは?
主人公は女中の女の子です。
皆さんは女中という職業をご存知でしょうか?
正直、私は知りませんでした。
女中とは家事手伝いをする女性のことを言います。
家政婦さんのような職業なのですね。
初めて知った・・・
現代ではあまり馴染みがない職業ですよね。
本作の時代である昭和初期ではメジャーな職業だったのかもしれませんね。
それにしても、14歳という若さで女中になった主人公。
この若さでなんでもできてしまいます。
14歳でなんでもできるなんて・・・めちゃくちゃすごくないですか!
私の14歳の頃なんて、家庭科の時間に裁縫をしていた記憶しかないです・・・
あとは遊んで暮らしてました。
それに比べて、主人公のハナちゃんはめちゃくちゃ立派ですね。
今でも家事は少し苦手な私。
ハナちゃんを見習って、少し頑張ってみたいと思います!
② モダンな雰囲気と生活
本作の舞台は昭和初期。
だいぶ、海外の文化が入ってきた頃の日本です。
主人公が勤める屋敷もモダンな雰囲気が漂っています。
それまでの日本様式の屋敷とは違い、海外の文化を取り入れた装飾や家具などが取り揃えられています。
もしかしたら、皆さんも歴史の教科書なんかで見たことがあるかもしれませんね。
私も見たことがあります。
めちゃくちゃオシャレな雰囲気が漂っていて、少し憧れた記憶があります。
そんな場所で働く主人公のハナ。
とあるものを初めて目にします。
主人公が初めて目にしたもの、それは”ガスコンロ”です。
この時代はまだガスがメジャーではなく、火の使用がメジャーでした。
この時代のガスコンロはとてもシンプルなものであり、元栓を開けて火をつけるだけのもの。
元栓を間違えて開けっぱなしにして火をつけてしまうと、爆発してしまいます涙
そんな危険な面もありますが、それ以上に便利だったのです。
長い時間をかけて木に火をつけることなく、一瞬にして火をつけられてしまうガスコンロ。
ハナはとても感動するのでした。
リアルな時代設定やモダンな雰囲気が魅力的な本作。
歴史が好きな人には刺さる作品となっておりますので、ぜひ読んでみてくださいね。
③ ピュアな主人公
西洋のモダンな雰囲気漂う素敵な屋敷で働くことになった主人公のハナ。
文句1つ言わず、黙々と仕事をこなしていきます。
そして、料理や掃除などなんでもできてしまうハナ。
そんな真面目で堅物に見えるハナですが、可愛らしい一面もあります。
ハナはめちゃくちゃピュアなんです。
西洋の屋敷は初めて目にするものばかり。
素敵な家具や”ガスコンロ”など、今までの生活に馴染みがないものを目にします。
初めてのものを目にした時、ハナは目を輝かせて感動します。
真面目な振る舞いをする彼女の中にある”ピュア”。
そのギャップも可愛らしいんです。
皆さんも主人公のピュアさや真面目さの虜になること間違いなし!
ぜひ、読んでみてくださいね。
【まとめ】
今回は長田佳奈さんの『うちのちいさな女中さん 1巻』を読んでみました。
リアルな昭和初期が描かれている本作。
西洋風の屋敷やモダンな雰囲気が素敵に描かれていました。
また、主人公のピュアさも魅力的でした。
初めて見るものに、目を輝かせる主人公のハナ。
幼なくとも真面目な彼女の虜になること間違いなし!
ぜひ、読んでみてくださいね。
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