【レビュー/評価】『桜と日章』 神家正成の感想(ネタバレなし)
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元々は読書大嫌い
本のジャンルを問わずレビューしてます。
○刑事ものが好きな人
○自衛隊ものが好きな人
今回はTwitterで発見しました神家正成先生の作品を読んでいこうと思います!
自衛隊と警察の話だそうですが、少し難しそうだな、、、上手く読めるかな、、、
少し不安がありますが、早速読んでいきたいと思います!
【あらすじ】
千葉県警の警備部長が誘拐され、脅迫状が小指とともに送られてきた。
特別捜査本部が設置されるものの、自衛隊から出向中の副所長・植木は事件から締め出されてしまう。
自衛隊と警察の確執が表面化する中、植木と女性警察官の飯島は事件解決に向けて動き出す。
【私的満足度】
読みやすさ ★★★☆☆
表 現 度 ★★★★☆
おもしろ度 ★★★★★
総合満足度 ★★★★☆
【感想】
組織の確執がある中で、捜査するのって大変なんですね、、、
専門用語がたくさん出てきましたので、私は正直ついて行くことが出来ませんでした涙。
でも、ストーリーは十分楽しむことが出来ましたので、面白かったところを少し書いていきたいと思います!
1.飯島の熱血さ
この物語は、女性警察官の飯島、自衛隊広報官の小田、警察副所長の植木が中心となって、物語が進行していきます。
私個人的には、飯島と植木が好きです、、、
まず、飯島の熱血さが凄まじい!
身を挺して、犯人を追い詰める警官の設定はよくありますが、それにしても体を張りすぎている笑
しかも、女性なのに勇猛果敢に犯人を追い詰めていきます。
男性との体格さがどうしても不利に働いてしまうのに、それをもろともしない勇敢さ、、
だいぶ、肝が据わっているな、、、と思いました。
私もそれくらいの根性が欲しいです汗
2.植木のキャラ設定
飯島の次に私が惹かれた登場人物が警察副所長の植木でした。
植木のキャラ設定がまた斬新で好きになりました。
まず、植木はオネエ言葉を話します!
斬新ですよね、、、しかしこれがまたいい味出してたりするんですよ、、、
なんでだろう、オネエ言葉を使う人が、急に真面目に話し始めると、なんだか説得力があるというかなんというか、、、
それがまたいい!!!
また、植木は意外と冷静で、物事を俯瞰して見ることができる人物です。
なので、飯島と行動をしていても、飯島より先を見据えて行動します。
これがまたすごいのよね、、、
これが幾度となく、飯島を救います。
正直、こういう上司が欲しいです。(オネエ言葉は別に使わなくても大丈夫ですけどね笑)
仕事をしていても、なかなか俯瞰して物事を見れる人って少ないように感じます。(私の職場だけかも、、、)
たとえ、それが偉い人だったとしても、、、
なので、私も植木のように俯瞰して物事を見据えることができる上司になりたいと思います!
あっ、オネエ言葉は使いませんけどね笑
3.十分過ぎるほどの解説
この作品で、特徴的だったのが十分過ぎるほどの解説でした。
例えば、警察や自衛隊のこととか、、、
正直、私はついて行くことが出来ませんでしたが、マニアの人が読めば感動するに違いないと思いました。
それにしても、小説家の人って本当にすごいですよね、、、
詳し過ぎる解説は勤勉の証なんだと思います。
私も見習わなくちゃ!
【まとめ】
解説が少々難解な点がありましたが、ストーリーは問題なく読むことが出来ました。
私個人的には、登場人物が印象的な作品でした。
警察や自衛隊が登場する物語が好きな人には必読の本となっておりました。
きっと、詳し過ぎる解説に胸が熱くなること間違いなし!!!
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