【レビュー/評価】『護られなかった者たちへ』中山七里の感想

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読書家:1日1冊以上読書しています!
元々は読書大嫌い
本のジャンルを問わずレビューしてます。
○ミステリーが好きな人
○リアルな設定が好きな人
・
今回は、中山七里さんの『護られなかった者たちへ』を読んでみたいと思います。
何やらバイオレンスな感じの表紙ですね。
いったいどんな物語が待っているのでしょうか?
早速読んでいこうと思います。
【あらすじ】

仙台市の保健福祉事務所課長・三雲忠勝が、手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体で発見された。
三雲は公私ともに人格者として知られ、怨恨が理由とは考えにくい。
一方、物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗り上げる。
三雲の死体発見からさかのぼること数日、一人の模範囚が出所していた。
男は過去に起きたある出来事の関係者を追っている。男の目的は何か。
なぜ、三雲はこんな無残な殺され方をしたのか? 誰が被害者で、誰が加害者なのか。
本当に“護られるべき者”とは誰なのか
怒り、哀しみ、憤り、葛藤、正義……
万般の思いが交錯した先に導き出される切なすぎる真実――。
“どんでん返しの帝王”中山七里が挑む、骨太の社会派ヒューマン・ミステリー。
【私的満足度】

読みやすさ ★★★★★
表 現 度 ★★★★★
おもしろ度 ★★★★★
総合満足度 ★★★★★
【感想】

結構リアルな設定だったので、読んでいくうちに、どんどん物語に引き込まれていきました。
めちゃくちゃ深かった・・・
それでは私が感じたことを少し書いていこうと思います。
① 生活保護の実態
本書の大きなテーマの1つとして、「生活保護」があります。
本作中には、生活保護の受給者が何人も登場します。
彼らが生活保護を受けるに至った経緯はさまざまです。
働けなくなった人やわざと働かない人などなど、生活保護を受給するべき人もいれば、そうでない人も登場しました。
また、とある理由から生活保護を受けない人も登場しました。
その理由とは「社会に甘えてはいけない」というものでした。
これらの設定って、とってもリアルだと思います。
度々、ニュースなんかにも取り上げられていますよね。
生活保護にはいい面もあれば、悪い面もあります。
それがリアルに描かれていたのが本作の特徴でした。
生活保護について、色々と考えさせられました。
制度の良し悪しは置いといて、人間ドラマというか、背景の深さというか、めちゃくちゃ深かったです。
リアルな設定の作品が好きな人には、ぜひ読んでいただきたと思います。
② 連続する殺人
本作では殺人事件が発生します。
死因は、「手足や口の自由を奪われた状態の餓死」でした。
犯人の動機は不明。
どうやら物取りではないようです。
なんらかの怨恨が原因でもなさそう・・・
謎が謎を生みます。
そして、また同様の手口で発生する殺人事件。
その被害者とは?
ここからはネタバレになってしまうので、記載を控えたいと思います・・・
それにしても、エグい殺し方ですよね。
何もできない状態にして、餓死させる。
個人的には恨みがある人が殺したようにも見えますが・・・
真相が気になる方は、ぜひ本書を読んでみてくださいね!
③ 犯人の動機とは?
先ほども書きましたが、本作の殺人動機は不明です。
でも、安心してくださいね、しっかりと終盤で明かされます。
個人的には「犯人の殺人動機」に注目してほしいです!
理由がなんというか、泣けるというか、なんというか、、、
おっと、ネタバレしそうになってしまいました汗
殺人動機に注目してほしいなんて、少し物騒なことを言っていますが、殺人動機も本作の魅力だと思います。
では、どんな殺人動機なのか・・・?
なぜ、被害者をわざわざ自由を奪ってまで、餓死させたのか?
殺人動機がわかった時、本作の魅力が一気に解き明かされますよ!
【まとめ】
今回は、中山七里さんの『護られなかった者たちへ』を読んでみました。
生活保護がテーマの本作。
生活保護のリアルな実態が露わになっていました。
また、謎が謎を生む殺人動機にも注目してほしいです!
殺人動機が解明された時、本作の魅力が爆発します。
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