【読書マニアがレビュー/評価】『異世界誘拐事件録』明智吾郎の感想

 

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こんな人におすすめ!
○ファンタジーが好きな人
○バトル小説が好きな人

今回は明智吾郎さんの『異世界誘拐事件録』を読んでいこうと思います。

異世界で誘拐?

なんだか面白そうですね!

いったいどんな物語が待っているのでしょうか?

それでは、早速読んでいこうと思います。

 

【あらすじ】

 

渋谷の雑居ビルの一室に事務所を構える暴力探偵の悠が警視庁と協力して連続誘拐事件を追う。

捜査する中で悠は異世界の存在を知り、巨大な陰謀に巻き込まれていく…
二つの世界を股に掛けた戦いが今始まる!

主な登場人物

悠 飛鳥探偵事務所の新米探偵。日々様々な事件を捜査していく
雪 悠の幼馴染で彼女。悠がプロポーズした後、突如誘拐事件に巻き込まれる
釜野 悠の大学の同期で刑事。悠に連続誘拐事件の捜査協力を申し出る
飛鳥 飛鳥探偵事務所の所長。悠に仕事を押し付けて、事務所で自堕落な生活をしている
コロウ 異世界で悠を救出した猟師のお爺さん
アリス 人間を食べる風習のある世界に生きる、エルフの女の子。王都の大魔術学園に通う
クライス王 アルタイル王国の王様。玉座で寝ていることが多いが戦闘の実力は本物
ダグ クライス王の側近。竹槍で敵をなぎ倒す。だが違法ドラッグに手を染め、理性が効かない
クリス クライス王の側近。雷の魔法で閃光の速さで走ることができ、カノンと付き合っている
カノン クライス王の側近。クリスと付き合っているが、女性の見た目をした”男”だ
ティード船長 並行世界を繋ぐ能力を持つ”女”を探している。人身売買で有名な危険海賊の船長

引用:カクヨム作品ページ

 

【私的満足度】

読みやすさ ★★★★★

表 現 度 ★★★★★

おもしろ度 ★★★★★

総合満足度 ★★★★★

 

【感想】

 

唯一無二の設定と面白すぎるバトル設定が特徴の作品でした。

1話1話が比較的短いので、忙しい人でも楽しんで読めると思います。

それでは私が感じたことを少し書いていこうと思います。

 

① 悠のとある能力

 

本作の主人公は新米探偵の悠です。

少し?暴力的なところがありますが、正義感が強い青年です。

探偵としてさまざまなことを捜査しています。

 

とある日から、悠の恋人である雪が行方不明になってしまいます。

雪がいなくなった場所には、海賊旗のマークが書いてあったそう。

その不思議なマークを頼りに悠は捜査を始めます。

とある建物での捜査中、悠は不意をつかれ、頭を殴られてしまいました。

気を失った悠をその人物は外に放り投げました。

悠が気がつくとそこは猛吹雪の雪山。

先ほどの場所とは全く異なる場所でした。

絶体絶命の中、コロウという人物に助けられた悠。

どうやらここは現実世界とは異なる異世界なんだとか。

 

なぜ、悠は異世界に飛ばされてしまったのか?

そして、悠には世界を揺るがす特殊な能力があるんだとか・・・

果たして、悠の能力とは?

 

序盤は謎が謎を生む展開が魅力的。

場面展開も激しかったので、飽きずに読むことができました。

また、セリフの前に登場人物の名前が書かれてありますので、混乱せずに会話を読み進められました。

読者に優しい配慮はとてもありがたいですね!

私は登場人物の会話を追うのが少し苦手なので、とても助かりました。

キャラクターたちの会話文もキャラの個性が出ています。

魅力的なキャラクターもたくさん登場しますので、ぜひ皆さんも読んでみてくださいね!

 

② 連れ去られた恋人

 

先ほども書きましたが、悠の恋人である雪はとある日から行方不明になってしまいました。

そして、異世界に飛ばされてしまった悠。

全く異なるこの2つの出来事がまさか繋がるとは・・・

 

異世界で過ごす悠でしたが、とある情報を手に入れます。

それは異世界の海賊が人身売買を行なっており、雪が捕まった可能性があるとの情報でした。

雪が異世界にいる?なぜ?

悠は異世界で捜査を始めるのでした。

 

どうやら海賊たちは現実世界から人間を攫い、異世界で人身売買を行なっているんだそう。

雪がいなくなった現場で見つかった海賊旗は、どうやらその海賊団のもののよう。

雪の生存は絶望的かもしれない・・・

そう思いながらも悠は捜査を続けます。

 

果たして、雪は無事なのか?

人身売買を行う海賊団の目的とは?

異世界で悠は生き残ることができるのか?

気になる点がたくさん登場しました。

皆さんも本作を読み進めていると、同じような疑問が生じると思います。

でも、安心してください!

ちゃんと伏線は回収されます。

意外な伏線もありましたので、ぜひ読んでみてくださいね。

 

③ そして異世界大戦へ・・・

 

異世界で捜査を続ける悠でしたが、海賊団と王国の戦いに巻き込まれてしまいます。

なぜ、悠は戦いに巻き込まれてしまったのでしょうか?

以下、少しネタバレを含みますので、ご注意ください。

 

主人公の悠が持っていた能力とは、「現実世界と異世界を繋ぐ能力」でした。

この力はとても大きなもので、海賊団からも狙われてしまう羽目になります。

そこで悠は王国と手を組み、海賊団を壊滅させるために戦いを挑むことになったのです。

 

戦いにはさまざまな能力を持った人物が登場します。

水の魔法を操る人物や岩の魔法を使い身体を頑丈にする人物など・・・

まさに、異能力バトルといったところでしょうか。

このバトルがとっても面白かった!

異能力バトルが好きな私ですが、そんな私でも満足するバトル展開でした。

仲間や敵の裏切りもあったりして・・・

また、仲間や敵の死もよく表現されていたと思います。

感動や無念など様々な様子が表現されていました。

戦いの中では仲間も命を落としてしまいますが、いつ読んでも悲しいですね。

仲間の献身的な姿にはとても感動しました。

その他にも、バイオレンスな展開があったりして、飽きずに物語に集中できました!

 

人間や異世界の住人を巻き込む異世界大戦の結末とは!?

白熱の結末をご覧あれ!

 

【まとめ】

 

今回は明智吾郎さんの『異世界誘拐事件録』を読んでみました。

現実世界と異世界で巻き起こる誘拐を題材にした本作。

主人公はもとより、様々な能力を持つ人物が登場します。

場面展開も激しく、飽きずに読むことができました。

1話1話が比較的短いので、忙しい人でも十分に楽しめると思います。

バトル展開も魅力的ですので、皆さんもぜひ読んでみてくださいね!

 

作品はこちらからお読みいただけます!

 

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