【読書マニアがレビュー/評価】『異世界居酒屋「のぶ」(1)』の感想
引用：Amazon商品ページ 
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○ハートフルな作品が好きな人
○食べるのが好きな人
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今回は『異世界居酒屋「のぶ」(1)』を読んでいこうと思います。
異世界で居酒屋？
異世界で居酒屋を見たことがないなぁ・・・
結構斬新ですね！
それでは、早速読んでいこうと思います。
【登場人物】
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矢澤信之（ノブ）:店主であり、料理の腕も一流。穏やかな性格で、常に笑顔を絶やさないが、料理に対する情熱は非常に高い。異世界の人々にとっては初めて見る料理や食材も、彼の手にかかれば絶品の一皿となる。
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千家しのぶ（シノブ）: 店の明るい従業員。若いながらも接客や料理の腕前は確かで、店の雰囲気を明るく保っている。初めて訪れる異世界の人々に対しても丁寧に接し、彼らの心を掴む。
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ベルナルド: アイテーリアの衛兵で、居酒屋「のぶ」の常連客。生ビールに魅了され、頻繁に店を訪れるようになる。彼の存在が店の評判を広める一助となる。
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ニコラウス: 初めて「のぶ」を訪れた兵士で、「おでん」に驚きと感動を覚える。彼の感動が後に多くの客を引き寄せるきっかけとなる。
【あらすじ】
古都アイテーリアの裏路地に繋がった、居酒屋「のぶ」。異世界の住民達は、馴染みのない異国風の料理と冷えた「トリアエズナマ」のあまりの美味さに次々と虜になっていくのだが…！？異世界グルメファンタジー開幕！
引用：Amazon商品ページ
【私的満足度】
読みやすさ ★★★★★
表 現 度 ★★★★★
おもしろ度 ★★★★★
総合満足度 ★★★★★
【感想】
めちゃくちゃ料理がうまそうだった・・・
ごく普通のメニューですが、めちゃくちゃ美味しそうに見えてしまいました。
異世界に居酒屋があるという斬新な設定も魅力的ですね！
それでは私が感じたことを少し書いていこうと思います。
① 異世界に居酒屋！？
ファンタジーな世界に１件だけ異質な酒場がありました。
その名も「居酒屋のぶ」。
この居酒屋のぶは、現代の日本とファンタジーの世界の２つを繋いでいるのでした。
このファンタジーな世界はというと、中世ヨーロッパを思わせるような雰囲気があります。
中世ヨーロッパ風の世界に、日本の居酒屋があるという異質な設定。
このミスマッチが、またいい味出してるんだよなぁ〜
この居酒屋を経営するのは矢澤信之（ノブ）。
従業員として、元気な少女・千家しのぶ（シノブ）が働いています。
２人は今日も異世界からの客人に、日本料理を振る舞うのでした。
中世ヨーロッパに日本の居酒屋！？
異質な店なので、繁盛しないかと思いきやその逆で・・・
美味しいと話題になり、大繁盛するのでした。
本書を読めば、なぜ繁盛したのかが見て取れます。
とにかく料理がうまそうなんです！
とっても美味しそうでしたので、次の項目でもう少し深く語りたいと思います。
（異世界とか関係なく、居酒屋行きたくなったなぁ・・・）
② 美味しそうな描写
先ほども少し語りましたが、本作の料理の描写はとにかく美味しそうなんです！
料理が美味しそうに見えるのも、本作の魅力の１つです。
料理がリアルに描かれており、暖かみがあります。
まるでそこに料理があるように。
料理の湯気までがリアルに描かれており、ほかほかで美味しそうな香りが漂ってきそうです。
そりゃあ、異世界のキャラクターたちも居酒屋のぶの虜になるわけですわ・・・
だって、見てるだけでビール飲みたくなるんだもん笑
ついでに枝豆も食べたくなりました。
それにしても、本作の料理描写へのこだわりは異常です（真顔）
作者のこだわりが全面的に表現されています。
こだわりの源は、日本料理への愛なのか、作品への愛なのかは謎ですが、とにかく素晴らしい！
お腹が空いている時に読んでしまうと、飯テロになってしまうのでご注意を！
③ 異文化交流
本作の大きなテーマの１つに「異文化交流」があると思います。
ファンタジーの世界の住人にとって、日本の文化は異文化となります。
異文化の料理に驚き、食べるのを躊躇する住人たち。
しかし、一口食べたら、あら不思議、すっかり料理の虜となってしまいます。
料理を食べた時の驚きや感動がよく表現されていました。
キャラクターの表情、背景、全てでキャラクターの心情が詳細に描かれています。
異文化の料理を食べて、感動することは現代の世界でもありますよね。
他国の料理を食べて感動した経験、みなさんにもありませんか？
ちなみに、私はあります！
イタリア料理やフランス料理を初めて食べた時は、めちゃくちゃ感動しました。
なんだか、本書を読んだことでその記憶が呼び起こされました。
美味しい料理は至福のひと時を私たちに運んでくれます。
異文化の料理なら新たな感動も私たちに運んでくれます。
そんな料理に関する素敵な感覚を呼び起こしてくれる素敵な作品でした。
【まとめ】
今回は『異世界居酒屋「のぶ」(1)』を読んでみました。
素敵な日本料理がリアルに美味しそうに描かれている本作。
それにしても、料理が美味しそう・・・
ついでに、ビールも飲みたくなっちゃいます。
また、ファンタジーな世界に日本風の居酒屋がある特殊な設定となっておりました。
このミスマッチがまたいい味出していました。
料理が好きな人はぜひ本作を読んでみてくださいね！
お腹が空いてしまうこと間違いなしです。
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