【レビュー/評価】『残された命の証し』瞬那浩人の感想(ネタバレなし)
引用:Amazon商品ページ
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読書家:1日1冊以上読書しています!
元々は読書大嫌い
本のジャンルを問わずレビューしてます。
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○ミステリーが好きな人
○予想外の展開が好きな人
今回は、瞬那浩人さんの『残された命の証し』を読んでいこうと思います。
何やら推理小説なんだとか・・・
めちゃくちゃ読むのが楽しみです!
いったいどんな事件が待ち受けているのでしょうか?
それでは、早速読んでいこうと思います。
【あらすじ】
小説「下弦の月に消えた女」で鮮烈なデビューを果たした私立探偵 竜崎隼
令和の探偵小説界に新風を巻き起こした名探偵が帰って来た。
竜崎探偵シリーズ・新刊「残された命の証し」
竜崎に若くハンサムな弟分が登場
タイプの違う二人はバディを組み猟奇事件に挑みます
テンポある思いがけないストーリー展開
ドンデン返しに次ぐドンデン返し
想像を絶する事件の犯人の目的とは
―推理小説通を唸らせる一冊
引用:Amazon商品ページ
【私的満足度】
読みやすさ ★★★★★
表 現 度 ★★★★★
おもしろ度 ★★★★★
総合満足度 ★★★★★
【感想】
あらすじに、どんでん返しに次ぐどんでん返しと書かれていましたが、その通りでした。
めちゃくちゃ意外な展開に、驚きが止まりませんでした!
最後の展開が、個人的にはとっても好きです。
それでは、私が感じたことを少し書いていこうと思います。
① 私立探偵 竜崎隼
今作の主人公は、私立探偵の竜崎隼です。
竜崎は前作の「下弦の月に消えた女」の主人公でもあります。
「前作もあるのかぁ・・・前作を読んでいないと楽しめないのかな?」
と、思ったあなた!
大丈夫です!
前作を読んでいなくても、しっかり楽しめちゃいます。
実は私も前作を読んでいないんですよね・・・
そんな私でもしっかり楽しめましたので、皆さんも楽しめるはずですよ。
前作の主人公である竜崎ですが、前作の主人公だけあって、類い稀ない考察力と行動力がありました。
とりあえず、現場に足を運んでみるという精神は探偵魂そのものであったように思います。
また、個人的には竜崎の人情深さにも注目してほしいです。
ミステリーとは少し脱線しますが、人情深さにも注目してほしい!
なんだか冷たそうに見える場面もありますが、実は温かな心の持ち主である竜崎。
そのギャップがたまりません!
男性のギャップは惹かれるものがありますよね。
そんな魅力的な竜崎にも注目です。
② それぞれの推理
本作ではさまざまな推理が飛び交います。
竜崎の推理はもちろんのこと、バディの推理や刑事の推理など、さまざまな視点から推理が行われます。
もちろん、真実は1つしかありませんので、推理は1つしか正解がないのですが、どの推理もしっかりとした根拠があり、納得できるものばかりでした。
だからこそ、こちらの推理も捗るってもんです!
でも、どれも起こり得る推理だから、真実がまた遠くなる・・・
そんな感覚を味わえるのも本作の魅力だと思います。
また、それぞれの推理が引き起こす”どんでん返し”にも注目です!
どんでん返しって最後に発生作品が多いですが、本作は違います。
どんでん返しが何回も起きちゃいます・・・
驚きの連続で、心臓がバクバクしてしまいました。
どんでん返しが何回も起きるので、ミステリー作品が苦手な人でも飽きずに読めると思います。
でも、やっぱり最後のどんでん返しが一番衝撃的でした。
では、どんな”どんでん返し”が待ち受けているのか?
それは実際に本作を読んで確認していただきたいと思います。
ドキドキしすぎて、心臓が爆発しそうになっちゃいました笑
③ 犯人との”戦い”
本作でとても印象的だったことがあります。
それは犯人との”戦い”です。
あえて”戦い”という単語を強調しました。
あんまりネタバレしないように解説していこうと思います。
戦いといっても、物理的な戦いではありません。
そちらかというと、精神的な戦いです。
しかも、メンタルの削り合いというわけでもないんです。
では、どのような戦いと意図しているのでしょうか?
じっくり解説しようとすると、ネタバレになってしまいますので、あえて伏せておこうと思います。
それにしても、他の作品にはない”戦い”だったと思います。
ファンタジー作品ではたまに登場する設定ですが、ミステリー小説で登場する作品は読んだことがありません。
ファンタジーに登場する設定で、ミステリーにはあまり登場しない設定?
謎が謎を呼ぶと思います。
段々、本作の内容が気になってきたのではないでしょうか?
Kindle Unlimitedの対象ですので、ぜひ、皆さんにも読んでいただきたいです!
ミステリーに飽きてきた人にもおすすめです!
【まとめ】
今回は瞬那浩人さんの『残された命の証し』を読んでみました。
さまざまな視点からの推理が、物語を深くしていた本作。
主人公の類い稀ない考察力と行動力にも注目していただきたいです。
また、犯人との”戦い”も注目してほしいです。
他の作品では見られない設定とどんでん返しが、あなたを待ち受けていますよ!
ミステリーに少し飽きてきた人にも、おすすめしたい1冊となっておりました。
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瞬那浩人さんの他の作品
・下弦の月に消えた女
・家出少女は危険すぎる
その他作品はこちら
・『護られなかった者たちへ』中山七里
新品価格 |
あらすじ
仙台市の保健福祉事務所課長・三雲忠勝が、手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体で発見された。
三雲は公私ともに人格者として知られ、怨恨が理由とは考えにくい。
一方、物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗り上げる。
三雲の死体発見からさかのぼること数日、一人の模範囚が出所していた。
男は過去に起きたある出来事の関係者を追っている。男の目的は何か。
なぜ、三雲はこんな無残な殺され方をしたのか? 誰が被害者で、誰が加害者なのか。
本当に“護られるべき者”とは誰なのか
怒り、哀しみ、憤り、葛藤、正義……
万般の思いが交錯した先に導き出される切なすぎる真実――。
“どんでん返しの帝王”中山七里が挑む、骨太の社会派ヒューマン・ミステリー。
引用:Amazon商品ページ
・『元彼の遺言状』新川帆立
新品価格 |
あらすじ
「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」。
元彼の森川栄治が残した奇妙な遺言状に導かれ、弁護士の剣持麗子は「犯人選考会」に代理人として参加することになった。
数百億円ともいわれる遺産の分け前を勝ち取るべく、麗子は自らの依頼人を犯人に仕立て上げようと奔走する。
ところが、件の遺書が保管されていた金庫が盗まれ、さらには栄治の顧問弁護士が何者かによって殺害され……。
引用:Amazon商品ページ
書評はこちら
・『容疑者Xの献身』東野圭吾
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あらすじ
天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘の美里と暮らす隣人の花岡靖子に秘かな想いを寄せていた。
ある日、靖子の前夫・富樫が母娘の居場所を突き止めて訪ねてきた。
金を無心し、暴力をふるう富樫を、靖子と美里は殺してしまう。
呆然とする二人を救うために、石神は完全犯罪を企てる。
だが皮肉にも、石神と帝都大学の同期であり、親友である物理学者の湯川学がその謎に挑むことになる。
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