【レビュー/評価】『汝、星のごとく』凪良 ゆう の感想
引用:Amazon商品ページ
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読書家:1日1冊以上読書しています!
元々は読書大嫌い
本のジャンルを問わずレビューしてます。
○恋愛作品が好きな人
○切ない作品が好きな人
今回は、凪良ゆう『汝、星のごとく』を読んでみたいと思います。
この作品も前から読みたかった作品です。
やっと、図書館から借りることができました!
内容が気になるので、早速読んでいこうと思います!
【あらすじ】
風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。
ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。
引用:Amazon商品ページ
【私的満足度】
読みやすさ ★★★★★
表 現 度 ★★★★★
おもしろ度 ★★★★★
総合満足度 ★★★★★
【感想】
いやぁ、、、切なかった・・・
でも、とても面白かった!
それでは、私が感じたことを少し書いていこうと思います。
① 交差する2つの視点
この物語は二人の視点から語られます。
暁海(あきみ)と櫂(かい)の二人の視点です。
ダブル主人公と言ってもいいかもしれません。
時系列順に交互に語られるため、とても読みやすかったです。
同じ時間軸で二人の心境を知ることができましたので、より物語に没入できました!
片方の気持ちを汲み取れていなかったり、逆に両思いになっていたり、伝わるものがたくさんありました!
とても読みやすい作品でしたので、読書初心者の方にもおすすめできる作品となっていました。
② 高校生の甘酸っぱい恋
この物語は、主に高校生編と大人編の二つに分かれると思います。
高校生編では、暁海と櫂の恋が描かれていました。
これがとても甘酸っぱい!
なんだか、私までピュアになってしまうところでした笑
高校生の心情がとてもよく表現されていました。
ヤマアラシのジレンマというかなんというか・・・
焦ったいというかなんというか・・・
焦ったいのが、青春の恋なのかもしれませんね。
(私はあまり青春したことがないですが涙)
また、彼らの背景もよく描写されていました。
舞台は小さな島です。
そこでは、良い噂も悪い噂もすぐ広まります。
もちろん、島に引っ越してきた櫂の家族の噂も流れます。
よくない噂です・・・
それでも暁海と櫂は仲良くします。
それが、さらに物語を深くしていたと思います。
ピュアな恋っていいですよね・・・
とても羨ましいです・・・
③ すれ違う2人
高校編の次は、大人編になります。
大人編では大人な恋が描かれていました。
あまり書くとネタバレになってしまうので、あまり書けませんが、大人って感じがしました笑
就職したことにより、深まるお互いのすれ違い・・・
なんだか、恋愛あるあるですよね・・・
そんなエピソードも没入感を深めてくれました。
また、都会に行き、変わっていく櫂を見ていくのがとても辛かったです。
櫂はとあることで成功し、都会に移り住みます。
どんどん成功して、お金も手に入れます。
そして、富と名声を手に入れた櫂はどんどん変わっていきます。
よくない方向に・・・
それを垣間見る暁海・・・
櫂の変化がお互いの溝を深くしていました。
何度も書きますが、見ていてとても辛かった・・・
読むのを辞めようとも思いましたが、続きが気になるのでやめませんでした。
リアルな恋愛物語が好きな人は、ぜひ読んでみてくださいね!
辛くも切ない物語があなたを待っています・・・
④ 切ない結末
この物語には、切ない結末が待っています。
きっと、誰も予想できないと思います。
それくらい、意外で切ない物語でした。
ちなみに、「別れる」という単純な結末ではないです・・・
とにかく切ないですが、後味は不思議と悪くなかったです。
すっきりとまでは行きませんが、後味は良かったです。
切ない結末の物語には、珍しいと思います。
暁海と櫂にはどんな結末が待っているのか?
切ない恋愛物語が好きな人には、絶対読んでほしい作品となっていました!
【まとめ】
今回は、凪良ゆうさんの『汝、星のごとく』を読んでみました。
とても切ないラブストーリーでした。
でも、後味は悪くない・・・
この作品ならではの雰囲気だったと思います。
主人公たちの背景やすれ違いなどもよく描かれていましたので、より作品にのめり込むことができました。
続編もあるそうなので、ぜひ読んでみたいと思います。
皆さんも、他にはない切ないラブストーリーを読んでみませんか?
独特な読後の余韻に浸れますよ!
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