【レビュー/評価】『エーテル5.0 麻薬取締官・霧島彩』 辻寛之の感想
引用:Amazon商品ページ
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読書家:1日1冊以上読書しています!
元々は読書大嫌い
本のジャンルを問わずレビューしてます。
○刑事ものが好きな人
○衝撃的な展開が好きな人
今回は、Twitterのフォロワーさんである辻寛之先生の作品を読んでみたいと思います!
麻薬が絡んだ事件か、、、
麻薬が出てくる作品をあまり読んだことがないので、ドキドキします!
では、早速読んでみたいと思います!
【あらすじ】
麻薬取締官の霧島彩は、囮捜査を仕掛け、薬物パーティーに潜入し、薬物を売買する男を逮捕する。
それに、被害者と思っていた依存症の少女も実は売人であった。
「エーテル」と呼ばれる拮抗薬の背後に警察が追いかけていた薬物常習者の連続怪死事件も絡んでいく。
【私的満足度】
読みやすさ ★★★★☆
表 現 度 ★★★★☆
おもしろ度 ★★★★☆
総合満足度 ★★★★☆
【感想】
麻薬取締官の話って深いんですね、、、
また、霧島がいいキャラしてましたわ!
では、私が面白いと思ったところを少し書いていこうと思います!
1.リアルな薬物依存症の背景
この作品では、薬物に依存する人が登場します。
薬物に染まってしまった背景がリアルでした、、、
家庭環境、周りの目などなどが影響し、薬物に依存してしまう人々、、
でも、薬物に手を出してしまうのは、絶対いけないことです!
依存するなら他のことに依存すればいいのに、と思うところですが、なかなかそうもいかないのかもしれません。
かといって、薬物使用はやってはいけないことですけどね、
何にも縋ることが出来ない状況に陥ったら、何に縋ればいいのでしょうね、、、
やっぱり、筋トレですかね笑
それにしても、リアルな背景描写が素晴らしかった!
リアルな背景描写って、作品をさらに彩ってくれるので、個人的にはとても好きです!
2.霧島の執念
この作品の主人公である霧島の事件解決への執念が凄まじかった、、、
なぜ、霧島が麻薬に関する事件解決にそこまで執念深くなるのか?
それは物語を読み進めることで、解明されます。
あまり書くとネタバレになるので、あまり書きませんが、
執念深くなる原因って、やっぱり登場人物の背景が深く絡んできます。
その背景も重いというか深かった、、、
先ほども書きましたが、背景描写ってとても大事だと思います。
この作品は他の作品よりも背景描写がきめ細かく書かれていたと思います。
そこまで背景描写を考えることができるのってすごいなぁ、、、
3.意外な内通者
この作品の良いところは、背景描写だけではありません!
ストーリーもなかなか面白かったです。
ミステリー系では、意外な展開が定番ですが、
それでも、内通者が意外すぎた!!!
定番ですが、「まさか、、お前が、、、!?」と思ってしまいました。
麻薬を取り締まるには、様々な人の協力が必要です。
でも、協力者が皆善人であるとは限りません。
当然、裏切り者も出てきます。
麻薬を取り締まるのも、一筋縄ではいかないんですね、、、
大変過ぎるよ、麻薬取締官は、、、
でも、それがこの作品の面白いところなんですけどね笑
【まとめ】
この作品は、登場人物の背景描写が優れた作品でした。
物語も衝撃の展開があり、楽しめることが出来ました!
続編もあるそうなので、今度読んでみたいと思います。
霧島の今後の活躍に期待ですね!
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