【レビュー/評価】『アーカー大陸: 楔』一戸雄基の感想(ネタバレなし)
引用:Amazon商品ページ
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○ファンタジーが好きな人
○心温まる物語が好きな人
今回は一戸雄基さんの『アーカー大陸: 楔』を読んでいこうと思います。
表紙のインパクトが凄まじい本作。
「活躍するヤツほとんどジジババ」という文言がめちゃくちゃ気になります笑
一体どのような物語が待ち受けているのでしょうか?
とっても気になるので、早速読んでいこうと思います!
【あらすじ】
生体分子機器(ナノマシン)を用いて魔法を再現できた文明が滅びると、人々はそれをマナと呼んで生活に利用し、新たな歴史を歩み始めた。
世界に七体存在する名前を持つ竜の一体を討伐したことで名を馳せた冒険者の一員であるバジル、ドレイク、犬のBDは三人で自由な旅を続けていた。
彼等は旅の途中、赤子を拾う。
見捨てるのは気が引けた三人は赤子の引き取り手を探すことにするが、情が沸いてしまい自分達で育てることにする。
赤子の成長に伴い、粗暴な彼等も変化していった。
そんな中、大陸統一を目指す帝国軍の侵攻が彼等の暮らす村にも近づいていた。
引用:Amazon商品ページ
【私的満足度】
読みやすさ ★★★★★
表 現 度 ★★★★★
おもしろ度 ★★★★★
総合満足度 ★★★★★
【感想】
世界観はTHEファンタジーという感じでした!
ファンタジー好きな人は、絶対楽しめると思います。
少しエグい展開もありましたが、それも本作をより深くしていました。
それでは、私が感じたことを少し書いていこうと思います!
① とある少女との出会い
本作は、竜の討伐で名を馳せた冒険者のバジル、ドレイク、犬のBDが旅の途中で赤子を拾う所から物語が始まります。
赤子は可愛い女の子でした。
2人と1匹は赤子の引き取り手を探しますが、なかなか見つかりませんでした。
日々の生活の中で、赤子を大切に思うようになり、自分たちで育てることを決意します。
個人的には、赤子を拾った後の展開に注目してほしいです!
特に、バジル、ドレイク、BDの心情の変化に注目です。
赤子の成長に伴い、彼らも成長していきます。
では、彼らがどのように成長するのか?
それは、ぜひ本編で確認していただきたいと思います。
それにしても、いつの時代も育児って大変ですよね・・・
一筋縄ではいかない育児の様子を見ていると、なんだかこちらまでハラハラしてしまいます。
バジル、ドレイク、BDのように、少し荒いけど優しさが詰まった育児もいいのかもしれませんね!
無償の愛というかなんというか・・・
無償の愛のような、理屈では説明できない感情?を大切にしていこうと、思わせてくれた2人と1匹でした。
② 3人を襲う悲劇
ハッピーな展開が続く序盤ですが、突如、彼らに闇が襲い掛かります。
本作には、大陸統一を目指す帝国軍が登場します。
帝国軍は大陸を侵攻し、村々を制圧していきます。
帝国軍が彼らの村にも近づき・・・
ここから先はネタバレになってしまうので、少し伏せておこうと思います。
でも、やっぱり少しだけネタバレしちゃおうかな。
ネタバレが苦手な方は、飛ばして読んでくださいね。
結論から言うと、主人公たちの住む村にも帝国軍が侵攻します。
その展開が、エグすぎる・・・
正直、「そこまでしなくても・・・」と思ってしまいました。
それほど、帝国軍の残虐さがよく表現されていました。
こりゃあ、バジルがブチギレるわ・・・
帝国軍の残虐さも、本作を深く味のあるものとしていましたので、ぜひ注目して読んでいただきたいと思います。
それにしても、エグい・・・
でも、読む手が止まらない・・・
めちゃくちゃ不思議な体験ができました。
③ 絶望の先に待ち受けているものとは?
先ほども少し書きましたが、帝国軍の侵攻がきっかけとなり、絶望がバジルたちを襲います。
伝説の冒険者たちでも、耐え難い絶望です・・・
ネタバレになるので、どんな絶望かは伏せておこうと思います。
でも、1言だけ言わせてください。
めちゃくちゃエグいです・・・
絶望のどん底に落とされたバジルたち。
彼らはどんな行動を取るのでしょうか?
絶望のまま暮らしていくのか、はたまた、復讐に駆られた鬼になるのか。
彼らの選択に注目です!
ネタバレできないのが残念ですが、個人的にはめちゃくちゃ感動しました。
伝説の冒険者だからこそできる選択というか、なんというか、
愛がある故の暴走というか、なんというか、
おっと、ネタバレになってしまいそうですね汗
ネタバレしたいくらい、この展開が好きなので、皆さんにもぜひ、読んでいただきたいと思います!
切なさで胸が苦しくなること、間違いなしです。
【まとめ】
今回は一戸雄基さんの『アーカー大陸: 楔』を読んでみました。
伝説の冒険者であるバジル、ドレイク、犬のBDが活躍する本作。
序盤はハートフルな展開で心がほっこりしますが、後半にはエグい絶望が待っています。
絶望に叩き落とされたバジルたちは、どのような選択をするのでしょうか?
彼らの選択にも、ぜひ注目していただきたいと思います。
何やら、続編がありそうな予感?
続編が出版されたら、ぜひ読ませていただきますね!
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