【レビュー/評価】『火花』又吉直樹の感想(ネタバレなし)
引用:Amazon紹介ページ
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読書家:1日1冊以上読書しています!
元々は読書大嫌い
本のジャンルを問わずレビューしてます。
○リアルな話が好きな人
○お笑いが好きな人
今回は、又吉直樹さんの『火花』を読んでいきたいと思います。
読もう読もうと思って、読んでいなかったこの作品。
内容がとても気になる!
では、早速読んでいきたいと思います!
【あらすじ】
売れない芸人の徳永は、熱海の花火大会で、先輩芸人である神谷と電撃的に出会い、「弟子にして下さい」と申し出た。
神谷は天才肌でまた人間味が豊かな人物。
「いいよ」という答えの条件は「俺の伝記を書く」こと。
神谷も徳永に心を開き、2人は頻繁に会って、神谷は徳永に笑いの哲学を伝授しようとする。
吉祥寺の街を歩きまわる2人はさまざまな人間と触れ合うのだったが、やがて2人の歩む道は異なっていく。
徳永は少しずつ売れていき、神谷は少しずつ損なわれていくのだった。
お笑いの世界の周辺で生きる女性たちや、芸人の世界の厳しさも描きながら、驚くべきストーリー展開を見せる。
引用:Amazon紹介ページ
【私的満足度】
読みやすさ ★★★★☆
表 現 度 ★★★★★
おもしろ度 ★★★★☆
総合満足度 ★★★★☆
【感想】
表現力が豊かな作品でした!
神谷がいい味出していました。
それでは、私が感じたことを少し書いていきたいと思います。
① 2人の芸人
この物語には、2人の芸人が登場します。
まずは、主人公の徳永。
彼は普通の芸人で、スパークスというコンビを組んでいます。
次に紹介するのが、神谷という芸人です。
神谷は天才肌で奇抜な発想を持つ人物で、あほんだらというコンビを組んでいます。
2人はコンビこそ組んでいませんが、とても仲がいいです。
徳永は神谷に弟子入りを志願するほど、尊敬しています。
2人は別々に活動していますが、定期的に会う約束をします。
そこでは、神谷が徳永に「芸人とは何か?」「お笑いとは何か?」などを教えます。
これが、なんというか深いんですよ!
神谷は決して売れてはいません。
ですが、自分のお笑いに対する考えはしっかり持っています。
私自身、お笑いの世界はあまり分かりませんが、彼の考え方に感動しました。
神谷の深い考え方に、あなたも惹かれるはず!
ぜひ、実際に読んでみてくださいね!
② 挑戦する勇気
この物語は、主に主人公の徳永と芸人の神谷によって、展開されていきます。
2人の会話から、挑戦する勇気をもらうことができました。
一度しかない人生の中で、うまくいくかわからないことに挑戦することはリスクが伴います。
芸人にも、ブログを書いている私にも同じことが言えます。
売れるわからない芸人、閲覧数が増えるかわからないブログ・・・
でも、挑戦するんです。
挑戦さえすれば、後できっとやって良かったと思える日が来るはず!
そう思って、頑張るんです。
そんなことを教えてくれた作品でした。
2人の芸人の会話からは、学ぶことがたくさんありました。
芸人以外にも共通する考え方はたくさんあります。
きっと、皆さんにも共通する部分があると思います。
この物語を読んでみてください!
きっと、考え方が変わるはずですよ!
③ 2人の行く末とは?
物語が進むにつれ、境遇が変わっていく2人。
徳永は売れていき、神谷は借金が増えていく。
全く、異なる境遇に陥る2人。
2人の運命やいかに・・・
ありきたりな結末で終わらないのが、この作品。
結末もなかなか面白かったです。
まさか、そんな決断をするなんて・・・
と思ってしまいました。
そんな結末が存在します。
後味は悪くないので、安心して読んでみてくださいね!
【まとめ】
今回は、又吉直樹さんの『火花』を読んでみました。
2人の芸人が織りなす深いストーリー。
高い表現力も合間って、とてもストーリーを深く感じることができました。
また、2人の会話から、挑戦する勇気ももらえました。
きっと、あなたも勇気をもらえるはず!
ぜひ、読んでみてくださいね!