【レビュー/評価】『ドアD』山田悠介の感想(ネタバレなし)
引用:Amazon商品ページ
⚪︎ブログ運営者kimkim紹介
読書家:1日1冊以上読書しています!
元々は読書大嫌い
本のジャンルを問わずレビューしてます。
○ホラーが好きな人
○リアルな話が好きな人
今回は、山田悠介さんの『ドアD』を読んでいきたいと思います。
なんだか物騒な表紙ですね・・・
怖そうな雰囲気が漂っています。
怖いなぁ、ちゃんと読めるかなぁ・・・
早速、読んでいこうと思います。
【あらすじ】
優奈は、大学のテニスサークルの仲間7人とともに、見知らぬ部屋に拉致された。
一つだけあるドアは施錠されている。
突然、壁穴から水が噴き出した。
瞬く間に水位は喉元まで…。
溺死を免れるには、一人が部屋に残り、ドアの開錠のスイッチを押し続けるしかない。
誰が犠牲になる?人間の本性を剥き出しにした、壮絶な殺人ゲームが始まった。
引用:Amazon商品ページ
【私的満足度】
読みやすさ ★★★★★
表 現 度 ★★★★★
おもしろ度 ★★★★☆
総合満足度 ★★★★☆
【感想】
リアルで怖かった・・・
そして、後味が悪い最後。
山田悠介作品の醍醐味ですね!
それでは、私が感じたことを少し書いていこうと思います。
① 舞台は謎の施設
主人公たちは、目を覚ますと見知らぬ部屋に囚われていました。
いつ、どこで、囚われたかもわからない主人公たち
自分たちは、なぜ囚われてしまったのか?
なぜ、囚われないといけなかったのか?
謎は深まるばかり・・・
いきなり、見知らぬ場所に囚われてしまったら怖いですよね・・・
私だったから、起きて早々気絶してしまうかもしれません涙
皆さんも怖いですよね?
できれば、一生経験したくないです・・・
果たして、主人公たちは脱出できるのか。
それとも・・・
② 誰かが犠牲にならないと開かないドア
主人公たちは、脱出を試みようとします。
しかし、扉は開きません。
謎のスイッチを発見しました。
スイッチを押すと扉が開くのです。
しかし、扉はスイッチを押している間しか開きません。
つまり、誰かが犠牲になり、ボタンを押さないと、誰も脱出できないのです。
そうこうしているうちに、部屋に水が溢れてきました。
焦る主人公たち・・・
果たして、誰が犠牲になるのか・・・
それとも、全員力尽きてしまうのか・・・
真相は、ぜひ実際に読んで確認してみてくださいね!
③ 人間の醜さ
誰かが犠牲にならないと、脱出できない部屋に囚われた主人公たち。
誰も犠牲になりたくない。
自分が生き残りたいとみんなが思います。
中には、仲間を排除しようとするものも・・・
そこでは人の醜さが全面に表現されています。
人の醜さを表現するのが得意な作者の山田さん!
今回もしっかりと人の醜さが表現されていました。
これが山田悠介作品の醍醐味です!
皆さんもこの感覚を味わってみてくださいね!
絶対ハマると思いますよ!
④ 後味悪いラスト
この物語には後味が悪いラストが待っています。
オープンエンドというか、なんというか・・・
なんだか、モヤモヤします。
でも、それも読書の醍醐味ですよね!
そして、それも山田悠介作品の魅力!
果たして、どんなラストが待っているのか?
後味が悪い結末とは?
ぜひ、読んでみてくださいね!
【まとめ】
今回は、山田悠介さんの『ドアD』を読んでみました。
人の醜さが全面に表現されていた、この作品。
それが山田さんの作品の魅力です。
きっと、貴方も山田悠介ワールドの虜になるはず!
ぜひ、読んでみてくださいね!