【レビュー/評価】『悪意』東野圭吾の感想(ネタバレなし)
引用:Amazon商品ページ
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読書家:1日1冊以上読書しています!
元々は読書大嫌い
本のジャンルを問わずレビューしてます。
○ミステリーが好きな人
○リアルな設定が好きな人
今回は、東野圭吾さんの『悪意』を読んでいこうと思います。
タイトルと表紙がとてもシンプルなこの作品。
どんな内容が書かれているのでしょうか?
気になるので、早速読んでいこうと思います!
【あらすじ】
人はなぜ人を殺すのか。
東野文学の最高峰。
人気作家が仕事場で殺された。
第一発見者は、その妻と昔からの友人だった。
逮捕された犯人が決して語らない「動機」とはなんなのか。
超一級のホワイダニット。
加賀恭一郎シリーズ
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【私的満足度】
読みやすさ ★★★★★
表 現 度 ★★★★★
おもしろ度 ★★★★★
総合満足度 ★★★★★
【感想】
タイトルの「悪意」にぴったりな作品でした・・・
人の悪意を考えさせられた作品でした。
それでは、私が感じたことを少し書いていこうと思います。
① 冒頭の殺人事件
この物語は、人気作家が殺されるところから始まります。
仕事場で、文鎮で殴られて殺されました。
事件現場に駆けつけた妻の理恵と作家の幼馴染である野々口。
人気作家の日高が倒れているところを発見します。
そんなショッキングな事件から物語は始まります。
なぜ、日高は殺されないといけなかったのか?
違和感がある殺人現場・・・
他殺であることは明確ですが、謎がたくさん残っている。
刑事の加賀は、事件の真相を究明することになる。
冒頭から謎がたくさんある作品でした。
それにしても、謎が多すぎる事件ですね・・・
違和感がたくさんある事件です。
私はたくさん考えましたが、謎が深まるばかり・・・
謎を究明したい!
読む手が止まりませんでした笑
② まさかの犯人
事件の犯人は冒頭で、すぐに逮捕されます。
そして、その犯人が衝撃的すぎた・・・
ネタバレになるので、詳しくは書けませんが、衝撃的でした。
そして、逮捕後に犯人は供述を始めます。
殺した理由、犯行手口などなどが話されます。
それらを整理して考える刑事の加賀。
でも、なんだか違和感を覚えます・・・
その違和感を解消するために、加賀は捜査を続けます。
一見すると、何の違和感もない犯行動機と犯行手口です。
私は違和感を覚えませんでした笑
このまま物語が終わってしまうんではないかとさえ思いました。
でも、そこで終わらないのが東野圭吾作品です。
まだまだ、謎が迫るストーリーが残されています・・・
読めば読むほど、気になるストーリーでした。
読み進めていくうちに、私でも違和感を覚えました!
よかった・・・
その謎を加賀と一緒に解明している気持ちになりました。
なんだか久々にワクワクしました!
こう言う経験もたまにはいいですよね!
③ 2転3転する事件
殺人事件の捜査を続ける刑事の加賀。
犯人の供述に違和感を覚えながら、捜査を続けます。
事件が2転3転していきます。
そして解明される犯人の真実、犯行動機・・・
始めの犯人の供述とは全く違う展開になりました。
それがとても面白かった!
ネタバレになるので、あまり書けないのが残念です・・・
衝撃の事実は実際に読んでほしい!
東野圭吾さんの作品の中でも、特に衝撃が強い作品でした。
東野圭吾ワールドに引き込まれること間違いなし!
④ 人の「悪意」とは?
この作品では、「人の悪意」についても触れられていました。
「人の悪意」とは?
「人の悪意」とは、「とにかく気に食わないから、気に食わない」と言えると思います。
つまり、人の悪意には理由がないのです。
何だか、とても恐ろしくないですか?
悪意には理由がない・・・
理由はないけど、きにくわない・・・
だから、いじめたり、嫌がらせをする。
人の悪意は無意識にあるんですかね?
私たちの中にも「人の悪意」が潜んでいるかもしれませんね・・・
そんな恐ろしさも考えさせられた作品でした・・・
【まとめ】
今回は、東野圭吾さんの『悪意』を読んでみました。
人の無意識に潜む「悪意」を考えさせられた作品でした。
2転3転する事件の展開にも注目してくださいね!
この作品は、東野圭吾さんの作品の中でも衝撃が強い作品です。
東野圭吾さんの作品が好きな人で、まだ読んでいない人がいましたら、ぜひ読んでみてくださいね!
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