【読書マニアがレビュー/評価】『容疑者Xの献身』東野圭吾の感想(ネタバレなし)
引用:Amazon商品ページ
⚪︎ブログ運営者kimkim紹介
読書家:1日1冊以上読書しています!
元々は読書大嫌い
本のジャンルを問わずレビューしてます。
新品価格 |
もっと読書したい人におすすめしたいサービスがこちら!
Kindle Unlimited
Amazonの本読み放題サブスク。漫画や雑誌などジャンルが豊富。新規登録なら30日間無料。
Audible(聴く読書)
Amazonの聴く読書のサブスク。12万以上の作品が聴き放題。新規登録なら30日間無料。
○ミステリーが好きな人
○狂気の愛に触れたい人
今回は、東野圭吾さんの『容疑者Xの献身』を読んでいこうと思います。
福山雅治さん主演の映画?があったのを覚えています。
読もう読もうと思って読んでいなかった、この本。
いったい、どんな物語が待ち受けているのでしょうか?
気になるので、早速読んでいこうと思います。
目次
【登場人物】
・湯川学(ゆかわ まなぶ)
主人公。帝都大学物理学助教授(准教授)で、理工学部物理学科第十三研究室に所属。物理学においては天才的な頭脳を持つほか、かなりの雑学的知識を有する。また、洞察力にもたけ、女性の職業を当てたことがある。その能力を駆使して草薙が持ち込む難事件を少ない情報で論理的に解決していくため、捜査一課からは「ガリレオ(先生)」とあがめられるほど。しかし、本人はその呼び名を嫌がっている。その素顔はベールに包まれていて、生活観を窺うことができない。
・石神哲哉(いしがみ てつや)
高校の数学教師。帝都大学理工学部数学科卒業後、同大学大学院修士課程修了。丸顔で髪が薄く、老け顔である。湯川や草薙とは帝都大学の同期。花岡靖子と同じアパートの隣室に住んでいる。大学時代は「ダルマの石神」の異名をとり、湯川に「天才」と言わしめるほどの才能の持ち主。数学の研究者になりたかったが家庭の事情により修士課程修了後、博士課程に進む道を断念。数学の機微を理解できない高校生達に数学を教えるだけの人生に鬱屈していたが、1年前から密かに靖子へ恋心を抱いており、彼女が働く弁当屋で毎朝弁当を買っている。事件後、湯川が突然自宅を訪ねてきたことに驚くが、自身が唯一認めることのできる存在であった彼と旧交を温める。
・花岡靖子(はなおか やすこ)
若い頃は赤坂や錦糸町でホステスをしていたが、転職し「べんてん亭」の従業員となった三十半ばの黒目がちな美人(映画版では弁当屋「みさと」店長)。最初の結婚に失敗し、2度目の夫の富樫にも離婚後も付きまとわれ住居を転々としていた。事件後、石神の助けにより窮地を脱するが、彼からの思いがけない気持ちには戸惑いを隠せない。赤坂で働いていた頃からの友人で、自身も好意を抱いていた工藤と再会するが、自責の念から彼との関係に踏み出すことができずに葛藤する。いつも美里を巻き込み不幸にしてしまうことを、申し訳なく思っている。
・花岡美里(はなおか みさと)
靖子の最初の夫との一人娘。中学ではバドミントン部に所属している。明るく心優しい少女だが、怒りから富樫を銅製の花瓶(映画版ではスノーグローブ)で殴打してしまい、犯罪に関わってしまったため、靖子は石神の助けを受けることになる。自身と母を助けてくれる石神の気持ちに気づいており、母と工藤の仲を快く思っていない。
・富樫慎二(とがし しんじ)
靖子の2度目の夫で、美里と血縁関係はない。昔は高級外車のセールスマンをしており、その頃は羽振りも良く紳士的であったが、会社の金を使い込んだことが原因で解雇された後に本性をあらわす(映画版ではこの辺りの事情は明らかにされていない)。仕事もせずに遊び歩き、妻子に暴力を振るっては金をむしり取っていた。離婚されてからも靖子に付きまとっており、再就職したと嘘をついて復縁を迫っていた。
引用:Wikipedia
【あらすじ】
天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘の美里と暮らす隣人の花岡靖子に秘かな想いを寄せていた。
ある日、靖子の前夫・富樫が母娘の居場所を突き止めて訪ねてきた。
金を無心し、暴力をふるう富樫を、靖子と美里は殺してしまう。
呆然とする二人を救うために、石神は完全犯罪を企てる。
だが皮肉にも、石神と帝都大学の同期であり、親友である物理学者の湯川学がその謎に挑むことになる。
引用:Amazon商品ページ
【私的満足度】
読みやすさ ★★★★★
表 現 度 ★★★★★
おもしろ度 ★★★★★
総合満足度 ★★★★★
【感想】
犯人のトリックに騙された・・・!
終盤に畳み掛けるように、隠されたトリックが明かされていきます。
それでは、私が感じたことを少し書いていこうと思います。
① 序盤で明らかになる犯人
この物語では、犯人が序盤で明らかになります。
犯人はとある母娘です。
母の前夫を殺してしまいます。
母娘を助けるために、隣に住む高校教師の石神は完全犯罪を考えます。
果たして、完全犯罪はうまくいくのか・・・
ミステリーもので、序盤で犯人がわかってしまう作品って、珍しいですよね。
そして、トリックも明かされてしまう。
そのトリックを物理学者の湯川学が解明していくことになります。
「序盤に犯人がわかってしまっても、物語を楽しむことができるのか?」と思いましたが、しっかり楽しむことができました!
隠されたトリックがあったりなんかして・・・
とにかく、楽しむことができました!
すぐに犯人がわかってしまう物語もいいですね!
② 母娘と犯人の連携
高校教師の石神は、完全犯罪をするために、犯人の母娘と連携します。
アリバイ工作もしっかり行います。
映画館、カラオケなどなど・・・
また、石神はさまざまなことを母娘に助言をします。
助言をする際は、警察に盗聴されないように公衆電話を使います。
とにかく手が込んでいる!
一晩でこんなにも巧妙な犯罪計画を組み立てられるなんて・・・
天才としか言いようがないですね。
でも、なんで石神はわざわざ犯罪の隠蔽に加担することにしたんでしょうね?
読み進めることで、それもしっかり明かされます。
石神が犯罪隠蔽に加担した理由とは?
ぜひ、読んでみてくださいね!
③ 隠されたトリック
この物語では、序盤に犯罪のトリックが明かされます。
しかし、完全にトリックが明かされていたわけではありませんでした・・・
隠されたトリックがあったのです。
ネタバレになるので、詳しくは書けませんが、とにかく驚きました。
石神が隠していたトリックとは?
そして、垣間見える石神の狂気的な献身とは?
読む手が止まりませんでした!
④ 狂気の献身
この物語では、高校教師の石神の母娘に対する狂気なまでの献身がよく描かれていました。
石神は隣人の靖子(犯人)に恋をしていました。
それ故の献身だったのです。
恋をしていたからといって、犯罪に加担するなんて・・・
と思いますが、彼には彼なりの考えがあったんだと思います。
なかなか理解することはできませんがね。
果たして、石神は完全犯罪を果たすことができるのか。
それとも・・・
そして、母娘の運命とは?
終盤では、怒涛の展開を見せますので、お見逃しなく!
やはり、東野圭吾さんの作品は、読みやすいし、面白いし、最高ですね!
【まとめ】
今回は、東野圭吾さんの『容疑者Xの献身』を読んでみました。
完全犯罪を企てる石神の心境がよく描かれていました。
果たして、完全犯罪を果たすことができるのか?
そして、前夫を殺してしまった母娘の運命とは?
面白すぎて、読む手が止まらないと思います!
東野圭吾さんの作品を読んだことがない人は、この作品から読み始めてみるのもいいかもしれませんね。
私の友人にもおすすめしたい一冊でした!
みんなのレビュー
皆さんのレビューも紹介しますね!
星5
・愛の深さと自己犠牲の儚さを感じた。
人生うまくいかない事や悪い方に向いてしまうがどうしようも無い時もある。どうしても抗えない事もある。沢山の犠牲を伴っても改善しない事もある。とても良い人に恵まれているとも言えたし、とても悪い人に出会ったとも思う。
・東野圭吾さんの作品の中で一番好きです。何度も読み返しました。
星4
・気になって読んでみました。サクサク読むというよりかはじっくり読むという感じでした。凄く良い作品でした。
・数年前に映画見て面白かったので原作も読んでみました。
ストーリーの流れは違いはありませんでした。
ただ映画ではなかった、物語の背景や登場人物達の心理描写は映画の内容を補完する感じで、なるほどーという感じで、読め楽しめました。
引用:Amazon商品ページ
本の購入はこちらから!
価格:803円 |
もっと読書したい人におすすめしたいサービスがこちら!
Kindle Unlimited
Amazonの本読み放題サブスク。漫画や雑誌などジャンルが豊富。新規登録なら30日間無料。
Audible(聴く読書)
Amazonの聴く読書のサブスク。12万以上の作品が聴き放題。新規登録なら30日間無料。
東野圭吾さんの他の作品
・『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
新品価格 |
あらすじ
とある悪事を働いた3人組の男が逃げ込んだのは、「ナミヤ雑貨店」と書かれた古い家だった。
その店は、かつて悩み相談を請け負っていた雑貨店であった。
男たちが潜んでいると、廃業したはずの店の郵便口から、一通の相談の手紙が落ちてきた。
周りを確認したが、誰もいない、、、
男たちは戸惑いながらも手紙に返信を書くこととするのだが、、、
返信を繰り返すうちに、男たちはとあることに気がつく。
この手紙はどうやら過去から来ているらしい、、、
返信を繰り返すことで明かされていく「ナミヤ雑貨店」の秘密。
時空を超えた人と人とが紡ぐ物語が待ち受ける。
新品価格 |
あらすじ
人はなぜ人を殺すのか。
東野文学の最高峰。
人気作家が仕事場で殺された。
第一発見者は、その妻と昔からの友人だった。
逮捕された犯人が決して語らない「動機」とはなんなのか。
超一級のホワイダニット。
加賀恭一郎シリーズ
引用:Amazon商品ページ
新品価格 |
あらすじ
東野圭吾はミステリーをさらに掘り下げた!
正直に生きていきたいと望んでいたのに、落とし穴にはまりこみ、思わぬ過ちを犯してしまった人間たち。
そして、それを隠すために、さらに新しい秘密を抱えこむ。
加賀恭一郎シリーズ
引用:商品紹介ページ
4件のフィードバック
[…] その他ミステリー作品はこちら ・『容疑者Xの献身』東野圭吾 […]
[…] 『容疑者Xの献身』東野圭吾 […]
[…] 『容疑者Xの献身』東野圭吾 […]
[…] 【レビュー/評価】『容疑者Xの献身』東野圭吾の感想(ネタバレなし) […]