【レビュー/評価】『#猫をさらった犯人を探しています』坂井なお の感想

引用:Amazon商品ページ

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 本のジャンルを問わずレビューしてます。

#猫をさらった犯人を探しています: ツイッター買収ミステリー

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こんな人におすすめ!
○ミステリーが好きな人
○大どんでん返しが好きな人

 

 今回は坂井なおさんの『#猫をさらった犯人を探しています』を読んでいこうと思います!

 

何やらイーロンマスクがTwitterを買収しなかった世界線が舞台なんだとか・・・

 

物語にTwitterの買収がどのように関係していくのか、とても気になります!

 

では、早速読んでいこうと思います。

 

【あらすじ】

 

2022年10月、ツイッターが買収された。



買収したのは、アメリカの実業家、イーロンマスク……



ではなく、サウジアラビアの石油王、アブドゥルアベノだ。



彼は、サービス名を「ツブッター」に変えてしまって、大人気の青い鳥もなくなってしまった。



#さよなら青い鳥、こんにちは赤い指



日本でも大きく話題となり、連日、「ツイッターが買収された!」がツブッターのトレンドに入って、去年の新語流行語大賞に輝いた。



猫田真弓は、娘のネネを出産後、家事をしない旦那にストレスを溜めていた。

 

そんなとき、ふと目にしたツイートと、それに対する反応を見て、ツイッターというものに引き込まれていく。



それから、四年、真弓は旦那と離婚し、死んじゃった前の猫の代わりに、スコティッシュフォールドのミルクをペットショップで購入する。

 

そして四年間使い続けていた愚痴アカウントと、数年前に始めた猫アカウントをたくみに使い分けていた。



そんなある日、猫垢で知り合った楓から、同じ市に住む猫友の家へ誘われた真弓。



そこで、猫をお金としか見ていないクズの話を立て続けに聞かされる羽目に。



そして、その一週間後…… 真弓のミルクに、魔の手が襲い掛かる。



果たして犯人は一体誰なのか。

 

引用:Amazon商品ページ

 

 

【私的満足度】

 

 読みやすさ ★★★★★

 表 現 度 ★★★★★

 おもしろ度 ★★★★★

 総合満足度 ★★★★★

 

【感想】

 

大どんでん返しが連発されたインパクトの強い作品でした!

 

驚きが隠せない・・・

 

それでは、私が感じたことを少し書いていこうと思います。

 

 

① 独特な背景設定

 

この物語は、イーロンマスクがTwitterを買収しなかった世界線が舞台となっています。

 

とても斬新ですよね!

 

この設定が物語とどのように関係していくのか・・・

 

最後まで見逃せない設定となっていました。

 

しっかりと物語と関係していきます。

 

それも、不気味なほどに・・・

 

それがこの物語の良さだったと思います。

 

まさに、伏線回収の鬼!

 

といったところでしょうか。

 

ミステリーにおいて、伏線回収は必ずといっていいほど登場します。

 

ミステリーでは、伏線の回収が醍醐味となります。

 

この作品では、その醍醐味をしっかり味わうことができますよ!

 

果たして、どんな伏線回収が待っているのでしょうか?

 

実際に、読んで確かめてみてくださいね!

 

 

② 個性豊かな登場人物たち

 

この物語の登場人物たちは、それぞれ個性が強く現れていました。

 

実は、私は物語の登場人物の特徴を捉えるのが苦手なんです・・・

 

(それにしても、よく今まで読書できたな笑)

 

でも、この物語では、心配入りませんでした。

 

なぜなら、1人1人の登場人物が個性的だったからです。

 

登場人物の背景もさることながら、話し方も1人1人特徴的でした。

 

ですので、誰が登場したかが、とてもわかりやすかったです。

 

私にとっては、とても読みやすい作品となっていました!

 

きっと、皆さんも読みやすいと感じるはずです!

 

 

③ リアルなTwitter

 

この作品には、ツイッターならぬツブッターが登場します。

 

基本的には、ツイッターと同じ機能となっています。

 

皆さんにもお馴染みの「いいね」や「リツイート」などの単語が登場します。

 

そして、ツイッターについて、詳しすぎるほど詳細に書かれていました。

 

きっと、作者の坂井さんはツイッターについて、とても勉強したんだと思います。

 

作者の勤勉さが伝わってきました。

 

そして、ツイッターの投稿の様子がとてもリアルでした。

 

リアルなツイッター描写も物語に引き込まれる1つの要因となっていました。

 

ツイッターが好きな人は、物語に引き込まれること間違いなし!

 

 

④ 猫は何処へ

 

主人公の猫田真弓が飼っていた猫が拐われる事件が発生します。

 

果たして、なぜ真弓の猫が拐われる羽目になったのか・・・

 

そして、犯人の目的とは・・・

 

謎が謎を生む展開でした!

 

猫を救うために、真弓は一生懸命努力します。

 

探偵並みに推理をします。

 

その推理が、ツイッターと絡むんです。

 

推理が混ざりに混ざって、最終的に綺麗にトリックが紐解かれる・・・

 

そんな感じの推理でした。

 

トリックが紐解かれる過程が気持ちいい!!!

 

ミステリー好きの人は、きっとハマると思います!

 

 

⑤ どんでん返しの連続

 

この作品の最大の魅力は、大どんでん返しの連続でした!

 

ネタバレになってしまうので、あまり書けませんが・・・

 

とにかく大どんでん返しが多かった!

 

大どんでん返しがある作品はよく目にします。

 

でも、作中に大どんでん返しが連続する作品は多くないです。

 

なので、久々にとても新鮮な気持ちで、ミステリーを読むことができました!

 

大どんでん返しは、いつ読んでも面白いですよね。

 

まんまと、大どんでん返しにハマってしまいました!

 

 

【まとめ】

 

今回は、坂井なおさんの『#猫をさらった犯人を探しています』を読んでみました!

 

インパクトの強い背景設定のこの作品。

 

そして、連続する大どんでん返し!

 

これらがこの作品を唯一無二のものとしていました。

 

続編もありますので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね!

 

 

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坂井なおさんの他の作品

・『#大企業落ちた日本死ね』

 

・『#回転寿司を救い隊』

 

その他の書評はこちら

『容疑者Xの献身』東野圭吾

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