【読書マニアがレビュー/評価】『嘘をもうひとつだけ』東野圭吾の感想
引用:商品紹介ページ
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○ミステリーが好きな人
○ミステリー初心者の人
・
今回は東野圭吾さんの『嘘をもうひとつだけ』を読んでいこうと思います。
短いミステリーが詰まっているという本作。
今回はどのような東野圭吾ワールドが展開するのでしょうか?
気になるので、早速読んでいこうと思います。
【あらすじ】
東野圭吾はミステリーをさらに掘り下げた!
正直に生きていきたいと望んでいたのに、落とし穴にはまりこみ、思わぬ過ちを犯してしまった人間たち。
そして、それを隠すために、さらに新しい秘密を抱えこむ。
加賀恭一郎シリーズ
引用:商品紹介ページ
【私的満足度】
読みやすさ ★★★★★
表 現 度 ★★★★★
おもしろ度 ★★★★★
総合満足度 ★★★★★
【感想】
めちゃくちゃ面白かったです!
さすがは東野圭吾さんといったところでしょうか。
今回もどっぷりと作品に浸かってしまいました。
それでは私が感じたことを少し書いていこうと思います。
① 読みやすい短編集
本作は短い物語がいくつか収録されている短編集となっています。
東野圭吾さんの作品としては珍しいですね。
短いストーリーながらも、濃い内容が詰め込まれていました。
とはいえ、ストーリー自体は短いので、読書初心者の方やミステリー初心者の方におすすめできます。
書く物語には、本の名前にもあります通り、「嘘」が隠されています。
ミステリー小説では、容疑者が嘘をつくのが定番ですが、それ以外の「嘘」も登場します。
では、それぞれに隠された「嘘」とはどのようなものなのでしょうか?
あっ!と驚くようなものばかりでしたので、ぜひ、本作を読んでみてくださいね。
通勤・通学の合間にも読めちゃいますよ!
② 程よい難易度のミステリー
皆さんはミステリー小説にどのような印象をお持ちでしょうか?
「なんだか難しそう・・・」、「初心者でも読めるのかなぁ・・・」
などの印象がある方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも安心してください!
初心者でも楽しめるような程良い難易度のミステリーとなっておりました。
東野圭吾さんの作品を試しに読んでみたい方にもおすすめしたいです。
難しすぎず優しすぎずの何度でしたので、ミステリーを読み始めた方でも楽しめます。
主人公の加賀のひらめきも魅力的でしたので、ぜひ読んでみてくださいね!
③ 主人公のひらめき
本作の魅力の一つとして、「主人公のひらめき」が挙げられます。
ミステリー小説ではあるあるかもしれませんが、本作の主人公である加賀のひらめきは他作品の主人公のひらめきよりも、優れていると思いました。
加賀のひらめきを唯一無二のものとしていた要因としては、「洞察力」、「感情の読み取り」が挙げられます。
読めばわかると思いますが、加賀の洞察力はエグいです・・・
普通の人が見落としそうなところや注目しないところに目をつけ、犯人をじわじわと追い詰めていきます。
「そこには注目しなかった・・・」と何度思ったことか涙
犯人をじわじわ追い詰めていく過程も見ていて少し気持ちがよかったです。
追い詰められる犯人としては、たまったもんじゃないですけどね。
また、加賀の「感情の読み取り」にも注目してほしいです。
加賀は相手の感情を読み取るのも得意なんです。
なんだか、刑事としては完璧ですね。
相手の感情を読み取り、隙をついていく過程も本作の魅力となっていました。
類い稀ない才能の持ち主である加賀の事件解決物語をとくとご覧あれ!
【まとめ】
今回は東野圭吾さんの『嘘をもうひとつだけ』を読んでみました。
程よい難易度の短編集であった本作。
ミステリー初心者や東野圭吾作品初心者の方にもおすすめしたい作品となっておりました。
また、本作を読む際は主人公の加賀のひらめきにも注目してみてくださいね!
加賀のひらめきは他のミステリー作品の主人公たちよりも優れています。
では、類い稀ない加賀のひらめきとはどのようなものなのでしょうか?
ぜひ、本作を読んで確認してみてくださいね!
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東野圭吾さんの他の作品
・『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
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あらすじ
とある悪事を働いた3人組の男が逃げ込んだのは、「ナミヤ雑貨店」と書かれた古い家だった。
その店は、かつて悩み相談を請け負っていた雑貨店であった。
男たちが潜んでいると、廃業したはずの店の郵便口から、一通の相談の手紙が落ちてきた。
周りを確認したが、誰もいない、、、
男たちは戸惑いながらも手紙に返信を書くこととするのだが、、、
返信を繰り返すうちに、男たちはとあることに気がつく。
この手紙はどうやら過去から来ているらしい、、、
返信を繰り返すことで明かされていく「ナミヤ雑貨店」の秘密。
時空を超えた人と人とが紡ぐ物語が待ち受ける。
・『悪意』
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あらすじ
人はなぜ人を殺すのか。
東野文学の最高峰。
人気作家が仕事場で殺された。
第一発見者は、その妻と昔からの友人だった。
逮捕された犯人が決して語らない「動機」とはなんなのか。
超一級のホワイダニット。
加賀恭一郎シリーズ
引用:Amazon商品ページ
・『容疑者Xの献身』
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あらすじ
天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘の美里と暮らす隣人の花岡靖子に秘かな想いを寄せていた。
ある日、靖子の前夫・富樫が母娘の居場所を突き止めて訪ねてきた。
金を無心し、暴力をふるう富樫を、靖子と美里は殺してしまう。
呆然とする二人を救うために、石神は完全犯罪を企てる。
だが皮肉にも、石神と帝都大学の同期であり、親友である物理学者の湯川学がその謎に挑むことになる。
引用:Amazon商品ページ