【読書マニアがレビュー/評価】『殺人鬼狩り』二宮敦人の感想(ネタバレなし)
引用:Amazon商品ページ
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○ホラーが好きな人
○バイオレンスが好きな人
・
今回は二宮敦人さんの『殺人鬼狩り』を読んでいこうと思います。
表紙の女性が少し不気味ですね・・・
しかも、返り血?がついてる・・・
なんだか、物騒な予感。
少し怖いですが、早速読んでいこうと思います。
【あらすじ】
ある平和な孤島で、100人近くが虐殺された。
脱獄した大量殺人鬼5名に。
”人形解体屋”、”ごはん男”、”血のナイチンゲール”らの猟奇的な殺戮に誰もが絶句するなか、 警察は事件解決の切り札を放つ。
一見普通の女子大生、名前はユカ。
その特技は――人殺し。
彼女は予測不能な凶悪集団の首を次々と切り裂いていく。
生存率0%の島で、慈悲無き少女は鬼を狩り尽くせるか?
血濡れの狂気と規格外の結末に震える、壮絶サバイバルホラー。
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【私的満足度】
読みやすさ ★★★★★
表 現 度 ★★★★★
おもしろ度 ★★★★★
総合満足度 ★★★★★
【感想】
結構怖かったですが、物語にどっぷり浸かりながら読めました。
気がついたら、読み終わってみました。
それくらい、飽きずに本作を読めました。
それでは私が感じたことを少し書いていこうと思います。
① 始まりの脱獄
物語は囚人たちの脱獄から始まります。
とある島から5人の殺人鬼が脱獄しました。
そして、脱獄した5人の殺人鬼たちは次々に虐殺され、被害者は100人に及びます。
そんな虐殺を止めるため、主人公たち警察は対策に乗り出す。
とある秘密兵器となる少女と共に・・・
殺人鬼が5人も脱獄するなんて・・・
とっても恐ろしいですね。
私が島民だったら、1歩も外に出ないと思います涙
でも、殺人鬼が家に入ってきてしまったら、なす術なしですね・・・
島民たちの恐怖はとてつもないものであったと思います。
家族や友人が殺されてしまう恐怖。
生きているうちに味わいたくないです。
100人も殺される前に対策しろよ!と思いますが、色々あったのかもしれませんね。
本作では、殺人鬼に対する秘密兵器として、謎の少女が抜擢されます。
彼女の特技は”殺人”。
彼女がどのように殺人鬼たちと戦うのか、ぜひ注目してくださいね。
② 5人の殺人鬼
脱獄した5人の殺人鬼たち。
彼らには”人形解体屋”、”ごはん男”、”血のナイチンゲール”など、それぞれの異名があります。
もちろんそれらは、殺しに関する異名です。
なぜ、このような異名になったのか?
しっかりと本書で解説されているので、ぜひ読んでいただきたいと思います。
正直、エグい設定ですので、ここでは書けません・・・
殺し方や異名の由来は、結構エグかったので心の準備をして読んでください。
この5人の殺人鬼は俗にいう”サイコパス”です。
彼ら”サイコパス”にはそれぞれのこだわりがあります。
それも不気味なほどのこだわりです・・・
殺し方に固執したり、殺す理由に固執したり、サイコパスそれぞれによってこだわりは様々あります。
彼らの異常なほどのこだわりが鮮明に書かれていました。
サイコパスの設定をここまで詳細に決められるなんて・・・
もしかして、作者もサイコパス・・・?
そんな冗談はさておき、サイコパスたちのこだわりにも注目しながら、読んでみてくださいね!
③ それぞれの戦い
殺人鬼たちを止めるために、島へと潜入する主人公たち。
殺人鬼たちを探し出し、彼らと対峙します。
しかし、”サイコパス”ではない普通の人間である主人公たち。
サイコパスの考え方を読み取ることができずに苦戦します。
そこで投入したのが秘密兵器である”謎の少女”です。
少しだけネタバレすると、秘密兵器である”謎の少女”はサイコパスたちと戦います。
もちろん、主人公たちも戦いますが相手になりません。
しかし、徐々にサイコパスたちの考えを読み取れるようになり、主人公たちも彼らに対抗していきます。
では、どのようにサイコパスたちに対抗するのでしょうか?
奇策もありましたので、ぜひ読んでみてくださいね。
サイコパスには通常の作戦では対抗できないなんて・・・
とても恐ろしいですね・・・
【まとめ】
今回は二宮敦人さんの『殺人鬼狩り』を読んでみました。
バイオレンスな作品ながら、どんどん作品に引き込まれていきました。
恐ろしい5人の殺人鬼の”サイコパス”らしい考え方にも注目してほしいです。
主人公たちはどのようにして、サイコパスたちと対峙するのか?
作戦に投入された”謎の少女”の正体とは?
あなたも本作に没入すること間違いなし!?
ぜひ、読んでみてくださいね!
みんなのレビュー
皆さんのレビューも紹介します!
星5
・サイコパスを題材にした作品でどんどん引き込まれて続きが気になって仕事の合間に読んでたんですが気がつくと家にいる時も読んでいました。グロテスクな表現もあるので想像力が豊かな人はダメかもしれません。
・とても読みやすく、一気に読み進めてしまいました。
登場人物にはそれぞれの考え方、存在意義、ルールが存在して筋が通っているがそれが常人とはかけ離れている。
今作品を読み、日常や普通、自他の存在意義について見つめ直すことが出来ました。
心情のシーンはよく書かれていて感情移入することが出来ました。ですが、戦闘シーンが多く少しでも読み流してしまうと状況が細かく認識出来なくなりました。
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