【レビュー/評価】『刑務官が明かす死刑の話』一ノ瀬 はち の感想
引用:Amazon商品ページ
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読書家:1日1冊以上読書しています!
元々は読書大嫌い
本のジャンルを問わずレビューしてます。
○死刑について知りたい人
○非日常を味わいたい人
死刑、、、聞いたことあるけど実態なんてよく知りません、、、
刑務官が明かすと題名に書いているので、とても具体的なことが書かれているに違いありません!
気になるので、早速読んでいきたいと思います!
【私的満足度】
読みやすさ ★★★★☆
学 び 度 ★★★★★
総合満足度 ★★★★☆
【感想】
漫画で解説されていたので、とても読みやすかったです。
それにしても、刑務官って色々大変なんですね、、、
正直、私には荷が重すぎます涙
絶対数ヶ月も持たないで辞めてしまう・・・
この本を読んで、学んだことを少し書いていこうと思います。
1.死刑執行について
日本で一番重い刑罰が死刑です。
3〜5人で一斉に床を抜くボタンを押すことで死刑が執行されます。(いわゆる絞首刑です。)
なぜ、ボタンが3〜5個あるかというと、どれが床を抜くものか分からなくするためです。
刑務官の精神的負担を減らすためにそうしているようです。
自分が押したボタンで死刑が執行されたと思うと、なんか掲揚し難いですが、精神的にきついですよね、、、
執行に参加した刑務官には手当が支給されるそうです。
それは、2万円ほど支給されるそうです。
その日に手当を使い切る人もいるんだとか、、、
なんだか、個人的には低いような気がします、、、
もっと手当が高くてもいい気がします。
また、ボタンを押す以外の仕事も刑務官にはあります。
それは、死刑執行後の死刑囚を押さえる仕事です。
落下の衝撃で、体液で刑場が汚れるのを防ぐ役割になるのだとか、、、
ボタンを押すのも正直嫌ですけど、押さえるのも精神的にきついですね、、、
私には絶対できません涙
刑務官さん本当にご苦労様です、、、
ほんとに頭が上がりません・・・
2.死刑囚の生活
死刑囚は1人1人の部屋が割り当てられます。
24時間監視カメラで監視されています。
死刑囚には、他の受刑者と違うところがあります。
それは、嗜好品の購入が可能というところです。
決められたリストから、お菓子や食品の購入が可能で、いつでも食べても良いのです。
施設によっては、誕生日ケーキが出てくるところがあるんだとか。
なぜ、嗜好品が認められているかというと、「死刑執行まで健康でいる」ことが目的となっているからだそうです。
確かに、死刑執行まで健康でいてもらわないと、刑を執行できませんよね、、、
3.コロナ禍の拘置所
刑務官には、マスクと消毒液が配布されています。
しかし、受刑者や死刑囚には、配布されていません。
なぜなら、マスクは自殺の道具になってしまうからだそうです。
消毒液も飲んだりすると危険なので、配布されていないそうです。
拘置所のコロナ対策って、我々の生活とまた違った観点で対策を練らないといけないんですね。
4.死刑失敗で釈放される?
死刑失敗で釈放される?という都市伝説を聞いたことがあるかも知れません。
昔ならいざ知らず、現代ではそもそも死刑が失敗することがないそうです。
万が一失敗したとしても、成功するまで続けるのだとか、、、
日本の死刑からは、絶対逃げられないそうですよ、、、
恐ろしいというか、なんというか、、、
5.刑務官の過酷な仕事現場
公務員の中で3大ブラックと言われる職業があるそうです。
3位 消防士
2位 警察官
1位 刑務官
刑務官が1位と言われる所以は色々あります。
① 長時間労働
② 受刑者からの感染症リスク
③ 遺体の清拭
④ 出所者からの襲撃リスク
⑤ 死刑の精神的負担
など、挙げ出したらキリがありません、、、
本当に負担が大きい職業なのです。
もう一回言います、刑務官さんご苦労様です、、、
【まとめ】
今回書いた内容以外にも、死刑や死刑執行にまつわるエピソードなど、普段目にすることがない内容ばかり書かれていました。
少々エグい話もありましたので、気になる方はぜひ読んでみてください、、、
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