【レビュー/評価】『白い体』 火乃沢明冬の感想(ネタバレなし)

引用:Amazon商品ページ

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こんな人におすすめ!
○ロマンス系が好きな人
○細かい心情の表現が好きな人

 

 twitterで作者様のアカウントを発見したことがきっかけで、この作品を読もうと思いました。

 

 この作品はロマンス系とのこと、、、

 

 私でもロマンス系読めるかな、、、笑

 

 でも内容が気になる!

 

 kindle unlimited で読めるとのことでしたので、早速読んでいきたいと思います!



【あらすじ】

 

 専業主婦の希未は、夫の転勤を期に地方に引っ越した。

 

 引っ越した数ヶ月後、新居に夫の不倫相手が現れた。

 

 徐々に冷めていく夫婦仲、、、

 

 そんなある日、希未は誠市に身の危険を救われる。

 

 誠一との出会いが、希未の人生を少しずつ変えていく、、、



【私的満足度】

 

 読みやすさ ★★★★☆

 おもしろ度 ★★★★☆

 総合満足度 ★★★★☆

 

【感想】

 

 ロマンス系の作品もたまにはいいですね笑。

 

 こんな私でも楽しく読むことができました。

 

 この作品で私が面白いと感じた点を書いていこうと思います。



1.ひしひしと伝わる女性の寂しさ

 

 この作品で一番印象に残ったのは、ひしひしと伝わる女性の寂しさでした。

 

 夫に浮気されるし、雑に扱われるし、そりゃ寂しよね、、、

 

 希未のセリフはもちろん、希未の体の変化からも寂しさを読み取ることができました。

 (解釈違っていたらすみません涙)

 

 寂しさが単に伝わってくるんじゃなくて、体と心にひしひしと伝わってきました!

 

 人の「寂しさ」というものを久々に深く感じました。

 

 いつの間にか、希未の心の中に飲み込まれてしまいました。

 

 たまにはこんな気持ちになるのもいいよね、、、



2.夫と誠市

 

 夫と誠市のキャラが、物語を引き立てていたと思います。

 

 夫のダメさがまたいいのよね、、、笑

 

 そして、対照的な誠市の性格

 (ネタバレになるのであまり書けません涙、とりあえずこの作品読んでみてー)

 

 誠市に惚れそうになりました、、、

 

 この二人が希未の心情を盛り上げていました。

 

 ロマンスって感じですよね?、、、

 

 この二人の影響により、良くも悪くも「色」が変わっていく希未の姿がまた面白い!

 

 ネタバレになるのであまり書けないのが残念!笑

 

 とにかく誠市かっこいいから読んでみて!!!



【まとめ】

 

 この作品の醍醐味は、やはり「ひしひしと伝わる女性の寂しさ」だったように思います。

 

 移り変わりゆく希未の心情も事細かに描写されていました。

 

 あと、個人的には、誠市がカッコ良すぎた笑

 

 読んだ後の余韻もある作品ですので、みなさまぜひご一読あれ!!!



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その他の書評はこちら

『護られなかった者たちへ』中山七里

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