【レビュー/評価】『黒猫の小夜曲（セレナーデ）』 知念実希人 の感想
引用：Amazon商品ページ 
⚪︎ブログ運営者kimkim紹介
読書家：1日1冊以上読書しています！
元々は読書大嫌い
本のジャンルを問わずレビューしてます。
○ミステリーが好きな人
○感動する物語が好きな人
bookoffにてランダムで購入したこの一冊。
まずタイトルがオシャレ笑
感動のハートフル・ミステリーらしいです。
ハートフルとミステリー？？？
どのような物語が待ち受けているのか、気になりますので、早速読んでいこうと思います！
【あらすじ】
死神のクロは、猫としてこの世に降り立った。
クロの使命は、街に漂う地縛霊を救うことである。
さまざまな魂を救っていると、それぞれの死の背景にとある製薬会社が関係していた。
次々起こる殺人事件や謎の死、、、
製薬会社と死の関係性を探るため、クロは奮闘するのであった。
【私的満足度】
読みやすさ ★★★★☆
おもしろ度 ★★★★★
総合満足度 ★★★★☆
【感想】
それでは、感想を書いていこうと思います。
黒猫の存在がこの物語を奏でていました。
（あ、小夜曲にかけました・・・）
黒猫はどんな存在なのか？
どんなストーリーが待っているのか？
ネタバレにならない程度に書いていこうと思います！
１．繋がっていくそれぞれの死
この物語は、死神のクロが地縛霊を救う物語なのですが、
地縛霊を救っていると、それぞれの死がある製薬会社と関係していることに気が付きます。
「死」が繋がっているというポイントが面白かったです！
それぞれ死因は違うのに、事件が繋がっている、、、
謎が謎を生み、死が謎を解決していく、、、
他の作品にはあまりない特徴だと思いました。
そして、死亡した人が地縛霊になっているのもリアル？で興味深かったです。
地縛霊の設定も細かくて物語に引き寄せられました。
それぞれに個性がありました。
まあ、地縛霊にはなりたくないですけどね笑
ちゃんと？成仏したいです・・・
俺も地縛霊救えるかなぁ？
２．変わっていくクロの心情
読み終わってから気づいたのですが、クロの心情の変化が激しかった。
最初、クロは人間のことを見下すような態度をとっていました。
しかし、徐々に人間の温かさに触れていくうちに、人間に寄り添うようになります。
設定自体はよくありそうですが、クロの心情が変化していく様子が、また温かい。
その部分がこの作品のハートフルな部分なんだと思います。
なんだか、とてもほっこりしました！
ハートフルだし、感動するし、ミステリーもあるし、心情変化盛りだくさんの作品でした。
話が少し逸れますが、天界からの使者って、だいたい人間を醜いものだと思ってますよね、、、
天界からは人間の醜い部分しか見れないのかなぁ、、、
いいところもいっぱいあるのになぁ、、、
とふと思いました笑
あ、これは私の偏見です笑
【まとめ】
死神が事件を解決しようと奔走し、それぞれの死が事件解決に繋がっていくという設定が面白かった作品でした。
ハートフルな部分もたくさんあり、ところどころほっこりしながら読むことができました！
ほっこりしながらミステリーを読んでみたい人はぜひ読んでみてください！
それにしても、死神が事件を解決するなんて、かなり斬新ですよね。
死神の仕事って、死を誘うだけじゃなかったんですね笑
あと、それぞれの地縛霊の存在もこの物語を深くしていました。
この物語に引き込まれること間違いなし！
最後に、猫が可愛かったです笑
でも、私は犬派です・・・
犬はいいぞぉ！
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