【読書マニアがレビュー/評価】『君の膵臓をたべたい』佐野 よる の感想
引用:Amazon商品ページ
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○感動する物語が好きな人
○純粋なストーリーが好きな人
今回は、佐野よるさんの『君の膵臓をたべたい』を読んでいきたいと思います。
私の友人がとってもおすすめしてくれたので、読んでみたいと思います!
感動系を読んで、号泣してしまわないかな・・・
泣きつかれそうで心配・・・
でも、ストーリーが気になるので、早速読んでいきたいと思います!
目次
【登場人物】
・僕
主人公。友人や恋人などの関わり合いを必要とせず、人間関係を自己完結する。小説を読むのが好きで、一番好きな小説家は太宰治。ある日、病院で山内桜良の「共病文庫」を読む。桜良との交流により、人を認め、人と関わり合う努力を始める。
・山内桜良(やまうち さくら)
ヒロイン。よく笑い、元気で表情豊かな少女。「うわははっ」という特徴的な笑い方をする。膵臓の病気のため、「僕」と会った時には余命1年になっていた。病気になった自分の運命を恨まないと決めたため、日記のタイトルを「闘病日記」の代わりに「共病文庫」とつける。
・滝本恭子(たきもと きょうこ)
桜良の親友。「僕」は「桜良の保護者」と認識している。桜良と「僕」の交流を快く思わない。強気だが桜良によると泣き虫な性格。
引用:wikipedia
【あらすじ】
ある日、高校生の”僕”は病院で一冊の文庫本『共病文庫』を拾う。
それは僕のクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった。
そこには、彼女が腎臓の病気で余命いくばくもないことが書かれていた・・・
引用:Amazon商品ページ
【私的満足度】
読みやすさ ★★★★★
表 現 度 ★★★★★
おもしろ度 ★★★★★
総合満足度 ★★★★★
【感想】
いやぁ、、、めちゃくちゃ感動した、、、
たまには純粋な物語もいいものですね!
それでは、私が面白いと感じた部分を少し書いていこうと思います!
① 純粋な恋愛ストーリー
この物語は高校生たちが紡ぐ純粋な恋愛ストーリーでした。
その純粋さが、感動をさらに助長させるんです。
人に対する感情や考えなど全てが純粋でした。
(彼らのような純粋さは、もう私にはありません涙)
私たちが無くした純粋さを見つめ直すことができます。
心洗われるようでした・・・
なんだか、忘れていたことを思い出せました・・・
② 独特な表現
この作品を読んで気がついたことがあります。
他の恋愛小説にはない表現です。
それは「”好き”と言う単語が出てこない」ことです。
そもそも、好きになるまでの過程が長いためかもしれませんが、”好き”と言う単語が出てきません。
でも、惹かれあっているのは、どことなく伝わってきます。
明確に好きと言う表現が出てこないのも、純粋さを助長していたのかもしれません。
純粋が故に”好き”が分からなかったりしますもんね。
(そういえば、私にもそんな時期があったような気がします・・・)
この子達、徐々に惹かれあっているんじゃないかと気づいた時は、なんだかもどかしくなりました。
純粋な物語って、やっぱりいいね・・・
③ 「山内桜良」の魅力
私がこの作品を読んで、最も魅力的だと思った人物は、腎臓病を患っている「山内桜良」です。
彼女はとにかくポジティブなんです。
余命がいくばくもないのに、めちゃくちゃポジティブ!
そして、とにかく明るい子なんです。
余命がいくばくもないのに、明るく振る舞えるなんて、とても尊敬します・・・
(多分、私にはできません・・・絶望でさらに病むと思います。)
そんな彼女の明るさが、物語をより深いものとしていました。
彼女の明るさがなかったら、この物語は輝かなかったと思います。
それくらい、彼女の明るさは重要でした。
この作品を読めば、彼女の明るさに引き込まれること間違いなし!
皆さんにも彼女の明るさに触れてほしいので、ぜひこの作品を読んでみてくださいね!
④ 衝撃のラスト(ネタバレなし)
この作品には、衝撃のラストが待っていました。
他の恋愛小説や感動小説にはない結末でした。
その結末もこの物語をより深いものとしていました。
ネタバレできないのが、とても残念です・・・
皆さんにも、読んだ後の感覚を感じてもらいたい。
なんだか、ぼーっとしてしまいました・・・
それくらい、余韻が強く残ります。
他の作品にはない余韻ですので、ぜひ皆さんも味わってみてくださいね!
【まとめ】
今回は佐野よるさんの『君の腎臓をたべたい』を読んでみました。
登場人物の純粋さ、ヒロインの明るさ、唯一無二の結末・・・
どれをとっても、面白かったです!
最近、感動してますか?
感動系が好きな人には、絶対に読んでほしい作品となっておりました。
静かに涙が出てくると思います・・・
みんなのレビュー
皆さんのレビューも紹介したいと思います!
星5
・とても内容に感動して流石に映画化されたのだと思った次第です。著者の他の作品も読みたいと思います。
・衝撃のラストに涙無しではいられないです
・この文章の言い回しはとてもおもしろく、どんどん読み進みたくなります。
星4
・ありきたりなパターンを踏まなかったことは評価して良いと思います。
期待を大きく外したエンディングは豆鉄砲を食らった鳩状態でした。
あるのかそんな終わり方がと言いたくなって来ます。
そのような意味で面白かったです。
・読み進めてタイトルの意味がわかってくる。
余命わずかの桜良がみせる生き様が前向きですごいと思う。最後はあんな終わり方で悔しくなったし、「共病文庫」を読むあたりで涙が止まらなかった。
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