【レビュー/評価】『パン屋を襲う』村上春樹 の感想(ネタバレなし)
引用:Amazon商品ページ
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読書家:1日1冊以上読書しています!
元々は読書大嫌い
本のジャンルを問わずレビューしてます。
○独特な世界観が好きな人
○不可思議な話が好きな人
今回は、村上春樹さんの『パン屋を襲う』を読んでみようと思います。
あんまり村上春樹さんの作品を読んだことがない私・・・
独特な村上春樹ワールドに浸れるか心配・・・
でも、どんな作品か気になる!
というわけで、早速読んでいこうと思います!
【あらすじ】
この作品には2つの作品が収録されていたので、あらすじを2つ書きたいと思います。
①パン屋襲撃
主人公と相棒は腹を空かせていた。
空腹を満たすため、彼らはパン屋を襲撃することを決める。
とあるパン屋に狙いをつけ、主人公はワーグナーの曲に耳を澄ませている店主に声をかけた。
「とても腹が減っているんです。おまけに一文なしなんです。」
店主はこう言った「君たちは好きにパンを食べていい。そのかわりワシは君たちを呪ってやる。それでいいかな」
相棒が店主を殺そう言うと、店主は殺されたくないと言った。
しばらくして、店主はある提案を持ちかける・・・
②パン屋再襲撃
しばらく経って、パン屋を襲撃した主人公は法律事務所に勤めていた。
2週間前に事務職をしている女性と結婚していた。
2人は深夜に突然、空腹を覚える。
以前に主人公と相棒がパン屋襲撃の失敗が、夫婦に降りかかっているせいだと妻が言った。
そして、呪いを解くために再びパン屋を襲うことを決める。
しかし、夜明けの東京に開店しているパン屋はなかった。
そこで、妻はマクドナルドを襲うことを提案し、主人公と共に襲うことにした。
【私的満足度】
読みやすさ ★★★★☆
表 現 度 ★★★★☆
おもしろ度 ★★★★☆
総合満足度 ★★★★☆
【感想】
独特の世界観の作品でした。
私には少し早かったかもしれません・・・
独特の世界観についていけなかった気がします。
でも、色々と感想はありますので、書いていきたいと思います!
① 独特なストーリー
あらすじを読んだ方はわかると思いますが、ストーリーが独特です。
1作目の「パン屋襲撃」はまだしも、2作目の「パン屋再襲撃」のストーリーは独特すぎます!
もちろん、いい意味でですよ笑
呪いがかかっているかもしれませんが、深夜にマクドナルドを襲うなんて・・・
考えられませんよね?
しかも、空腹に耐えかねて襲うなんて・・・
独特すぎる!
物語の結末も独特なので、ぜひ読んでもらいたいです!
独特な世界観に引き込まれること間違いなし!
② 妻の不可思議な行動
2作目の「パン屋再襲撃」の際に、妻がパン屋を襲うことを持ちかけます。
それだけでも不可思議ですが、もっと不可思議なことがあります。
それは散弾銃を持っていたことです。
用意周到すぎませんか?
そもそも、普通は散弾銃なんて持っていませんよね。
これは妻が事前にパン屋を襲おうとしていたとしか思えない・・・
もしかしたら、この妻に出会ってしまったことが呪いだったのでは?
あくまで、これは私の考察です。
このように色々と考察できるのも、村上春樹さんの作品の魅力なのかもしれませんね!
③ 個性豊かな挿絵
この作品は短編の作品ですが、ところどころに挿絵が載っています。
これは、カット・メンシックさんという外国人の方が書いた挿絵です。
その絵がどれも独特な世界観を醸し出しています。
ストーリーの独特性も相まって、さらにこの作品が独特なものとなっていました。
挿絵をお見せできないのが残念です・・・
実際にこの本をお手に取って見てみてください!
【まとめ】
今回は村上春樹さんの『パン屋を襲う』を読んでみました。
独特な世界観が魅力のこの作品。
きっと、あなたもこの作品の魅力に取り憑かれるはず!
また、外国人イラストレーターさんの描いた挿絵も魅力的でした。
ぜひ、お手に取って読んでみてくださいね!
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