『正欲』朝井リョウ|あらすじ・感想・考察|“正しさ”とは何か?

引用:Amazon商品ページ

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 小説やビジネス書、エッセイなど幅広いジャンルを扱い、読書の魅力を発信しています。

 皆さんが気になる本を見つけられるよう、詳細に書評をします。

 

こんな人におすすめ!
○哲学が好きな人
○考えることが好きな人

 

 今回は朝井リョウさんの『正欲』を読んでいこうと思います!

先日、朝井さんの『何者』を読んでとても面白かったので、この本も読みたいと思いました。

タイトルだけでは、どんな物語か想像できませんね・・・

どんな物語が待ち受けているのでしょうか?

気になるので、早速読んでいきたいと思います!

 

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『正欲』はどんな小説か?

 

作品の基本情報と作者紹介

 

みなさん、朝井リョウって名前、一度は聞いたことあるんじゃないでしょうか?

『桐島、部活やめるってよ』や『何者』でガツンと来た方、多いと思います。

 

そんな彼が書いた『正欲(せいよく)』は、2021年に刊行された小説で、静かに、でも確実に読者の心をかき乱す一作。

あの直木賞作家が、これほどまでに“語られにくいテーマ”を真正面から描いたのは、正直ちょっと驚きでした!

 

ちなみに2023年には映画化もされていて、それもまた話題に。

作品のインパクトがじわじわ広がって、文庫化を機にさらに注目が集まっている感じです!

 

ジャンルとテーマの特徴

 

一言で言うなら、社会派ヒューマンドラマ

だけど、普通の人間ドラマとはちょっと違うんです…。

 

「正しさ」ってなに?「普通」って誰が決めたの?

そんな問いがグサッと刺さってくる。

 

マイノリティを扱った作品は数あれど、『正欲』が描くのは、表にはなかなか出てこない“見えない少数派”。

そしてそれを、物語を通して静かに、でも力強く浮き彫りにしていくんです。

 

正直、「これは自分事かも…」って、途中でゾクッとしました。

 

読者の心を動かす理由

 

なんといっても、登場人物たちの“言葉にならない孤独”がリアルなんですよ。

誰にも言えない、でも消えない「欲望」や「違和感」を抱えて生きる人たち。

 

それに触れたとき、「あ、私もそうかもしれない」って思っちゃったんですよね…。

自分は“多数派”だと思ってたけど、もしかしたら、そうじゃないのかも、って。

 

読んだ後、「自分の中の“正しさ”って何だったんだろう?」と、頭の中でぐるぐる考えちゃいました。

静かだけど、すっごく強い余韻が残る小説です。

 

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『正欲』のあらすじを紹介

 

物語の冒頭と設定背景

 

冒頭、ある殺人事件のニュースから物語が始まります。

えっ、ミステリー?と思いきや、実はそうじゃないんです。そこがまた斬新。

 

物語は、まったく接点のないように見える複数の登場人物の視点で進行していきます。

舞台は現代の日本社会。特別な場所ではなく、どこにでもありそうな日常です。

 

でもその中で、ちょっとずつ「ん?」って思う瞬間が積み重なっていく…。

不穏なんだけど、どこか静かで、そのギャップに引き込まれます。

 

主要登場人物

 

・寺井啓喜(てらい ひろき)

横浜地方検察庁に勤務する検事。小学校4年生で不登校状態の息子・泰希をもつ。泰希が友人とともにYouTubeで動画を投稿することに反対する。

・桐生夏月(きりゅう なつき)

岡山駅に直結するイオンモールにある、寝具店の販売員。中学校の同級生の披露宴で、佐々木佳道と再会する。

・神戸八重子(かんべ やえこ)

金沢八景大学に通う3年生。学祭実行委員で、「ダイバーシティフェス」を企画・運営する。

・佐々木佳道(ささき よしみち)

高良食品営業部商品開発課に勤務する会社員。夏月の中学校の同級生だが、3年生の途中で転校した。

・諸橋大也(もろはし だいや)

金沢八景大学に通う3年生で、ダンスサークル「スペード」に所属している。昨年の学祭のミスターコンテストで準ミスターに選ばれた。

引用:Wikipedia

 

 

あらすじ

自分が想像できる”多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ちいいよな――。

 

息子が不登校になった検事・啓喜。

初めての恋に気づく女子大生・八重子。

ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。

 

ある事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり始める。

だがその繫がりは、”多様性を尊重する時代"にとって、ひどく不都合なものだった。

引用:Amazon商品ページ

 

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『正欲』をおすすめする理由

 

こんな人に刺さる作品

 

✔ 世の中の「当たり前」や「正解」に違和感がある人

✔ 誰にも言えない“秘密”を抱えて生きてきた人

✔ 本当の意味で「多様性」について考えたい人

 

特に、誰にも言えない「自分」を持っている人は、この本に救われると思います。

私も読んでて「あ、わかる…」って何度もなりました。

 

読後の思考を深めたい人へ

 

『正欲』は、ただ読むだけじゃなくて、「読んだ後に考える本」なんですよね。

誰かと語り合いたくなる。

それこそ、読書会とかで話題にしたら盛り上がりそう!

 

一つの答えを押し付けてくるわけじゃなくて、「あなたはどう思う?」って問いかけられてる感じ。

モヤモヤが残るけど、それがまた心に残るんです。

こういう作品、貴重だなぁって思いました。

 

映像化・メディア展開の情報

 

2023年には、映画『正欲』も公開されました!

監督は岸善幸さん、キャストには稲垣吾郎さんや新垣結衣さんといった豪華メンバーが。

映像化にあたって、どう描くのかめちゃくちゃ気になってたんですが…

かなり原作にリスペクトを持って作られていて、個人的には大満足でした!

もちろん原作との違いもあるので、見比べるとさらに深く楽しめますよ〜!

 

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感想

 

いろいろ考えさせられる作品でした!

まるで哲学書を読んでいるように・・・

そして、勉強になった!

それでは、私の感想を少し書いていこうと思います。 

 

 事件から始まるストーリー

 

この物語の冒頭には、ある事件が登場します。

それは、とある男性3人が逮捕される事件です。

 

この物語には、たくさんの主要人物が登場します。

その主要人物には、3人の容疑者のうち2人が含まれます。

なぜ彼らが逮捕されることになったのか?

 

その全貌が露わになっていきます。

その過程がよく表現されていたと思います。

人間の欲望や自身の性癖との葛藤などなど・・・

他の作品にはない内容となっていました。

他の作品にはない内容となっていたからこそ、いろいろと考えさせられました!

 

さまざまな性癖やそれに悩む人たちの心情・・・

普段考えないことばかりでした。

とてもいい経験になりました! 

 

異なった視点からの物語

 

この物語には、さまざまな主要人物が登場します。

どの登場人物も個性豊かです。

 

息子が不登校になった検事・啓喜。

初めての恋に気づく女子大生・八重子。

ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。

などなど、、、

 

そして、彼らは彼らなりに自らと周りの「性癖」と向き合います。

その描写も鮮明でした!

自らとの葛藤、周りを理解しようとする過程などなど・・・

リアル!とてもリアルで物語に引き込まれました!

 

なぜ、人の葛藤って、私たちの興味を惹きつけるのでしょうね?

やっぱり、自分も日常生活の中で、葛藤する機会があるからなのかなぁ?

とかとか、いろいろと考えさせられることが多くありました。

リアルな話が好きな人には、もってこいの作品となっていました! 

 

それぞれの性癖

 

この物語には、さまざまな性癖を持った人が登場します。

例えば、水飛沫などに興奮する人や女性の涙に興奮する人などなど・・・

いわゆる、アブノーマル?な性癖の人が登場します。

いろんな性癖があるのを知ることができました。

 

私自身は、アブノーマルな性癖はない?です。(たぶん笑)

なので、とても新鮮な気持ちで、この作品を読むことができました。

 

また、それぞれが性癖で悩んでいることも分かりました。

アブノーマル故の悩みなのでしょう。

その悩みに対する葛藤が、私を物語に引き込みました!

それにしても、葛藤がよく描かれていた作品だったように思います!

私も彼らのように葛藤できるようになりたいです! 

 

性の哲学書

 

先ほどから、散々言っていますが、この物語を読んだことで、さまざまなことを考えさせられました。

特に性や性癖について。

これほど考えさせられた作品は他にありません!

 

この作品は『性の哲学書』と言っても過言ではないと思います。

それほど深い作品だったように思います。

それにしても、斬新でした・・・

いろいろと考えることがクセになりそうです!

それもいいですよね!

そして、そこに答えがないのが、さらにいい!

まさに、哲学って感じがします。

朝井さんの他の作品も読みたくなってきた・・・ 

 

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まとめ

 

今回は、朝井リョウさんの『正欲』を読んでみました。

登場人物の葛藤や考えが、非常に鮮明に描写されていました。

読む手が止まりませんでした・・・

 

また、この作品は、いろいろと考えさせられる哲学書のような作品でした。

皆さんもこの作品を読んで、自身と向き合ってみてください!

きっと、新たな発見や気づきがあるはずです! 

 

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物語の重みを感じながら読むには、紙の質感って大事だったりしますよね。

 

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