【レビュー/評価】『傲慢と善良』辻村深月の感想(ネタバレなし)

引用:Amazon商品ページ

 

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 読書家:1日1冊以上読書しています!

 元々は読書大嫌い

 本のジャンルを問わずレビューしてます。

 

 

こんな人におすすめ!
○結婚について考えたい人
○自分の傲慢さを見つめ直したい人

 

 今回は、辻村深月さんの『傲慢と善良』を読んでいこうと思います!

 

本屋さんとかで、よく見るこの作品。

 

前々から気になってました!

 

ついに読むことができます!

 

どんな物語が待っているのでしょうか?

 

気になるので、早速読んでいこうと思います。

 

【あらすじ】

婚約者・坂庭真実が姿を消した。

 

その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。

 

「恋愛だけでなく生きていくうえでのあらゆる悩みに答えてくれる物語」

 

引用:Amazon商品ページ

 

 

【私的満足度】

 

 読みやすさ ★★★★★

 表 現 度 ★★★★★

 おもしろ度 ★★★★★

 総合満足度 ★★★★★

 

【感想】

 

主人公と婚約者の真実の2人の心情がよく表現されていた作品でした。

 

どんどん物語に引き込まれていきました。

 

それでは、私が感じたことを少し書いていこうと思います。

 

 

① 失踪から始まる物語

 

この物語は、婚約者の真実の失踪から始まります。

 

ストーカーの被害に遭っているという真実。

 

ある日突然、失踪してしまいます。

 

主人公の架は真実を必死に探します。

 

けれども、一向に真美は見つかりません。

 

真実の捜索を続けていくうちに、明かされていく真実の過去。

 

そして、流れ始める不穏な空気・・・

 

果たして、真実は見つかるのか・・・

 

失踪から始まる物語って、斬新ですよね。

 

しかも婚約者が失踪してしまう・・・

 

私ならショックで立ち上がれないかもしれません涙。

 

でも、主人公は見つかることを信じて、探し続けます。

 

とても、強いですよね!

 

私も必死に探せるかなぁ・・・

 

いや、必死に探したいと思います!

 

 

② 異なる2つの視点

 

この物語は、主人公の架と婚約者の真実の視点で、描かれています。

 

初めは主人公の視点、次に真実視点というような形で描かれていました。

 

主人公の視点は、まるでミステリー作品を読んでいる気分になりました。

 

失踪した婚約者を探す主人公、明かされていく真実の過去などなど

 

ミステリーっぽい要素が所々見受けられました。

 

早く真相が知りたくて、読む手が止まりませんでした!

 

また、真実の視点についても書きたいのですが・・・

 

これはネタバレを多く含んでしまうので、詳しく書くのはやめておこうと思います!

 

この視点は、真実の気持ちや考えが詰まったものとなっていました。

 

この視点も良かった・・・

 

真実の心情が鮮明に描写されていました。

 

女性特有の悩みや苦悩がひしひしと伝わってきました!

 

真実さんに共感する部分も多々ありました。

 

女性のリアルな悩みが描かれていますので、ぜひ読んでみてくださいね!

 

 

③ 「傲慢」と「善良」とは?

 

この作品のタイトルとなっている「傲慢と善良

 

読み始めたときは、全くタイトルの意味がわかりませんでした。

 

しかし、読み進めていると、なんだか「傲慢と善良」の意味がわかってきます。

 

(完璧にはわかりませんでした涙)

 

主に恋愛についての「傲慢と善良」が描かれていました。

 

(この物語中で語られる「傲慢と善良」について、詳しく知りたい方は、ぜひ実際にこの作品を読んでみてくださいね!)

 

自分の傲慢さと善良さを見つめ直すいい機会となりました。

 

恋愛について、もっと深く考えたい人にぴったりの物語となっていました。

 

また、哲学的な話もあるので、哲学が好きな人にもぴったりの作品となっていました。

 

私もいろいろと考えさせられました・・・

 

自分の傲慢さは知っていたつもりでしたが、なんだかそんなことはありませんでした。

 

自分の傲慢さって、こんな感じなのかな?と、自分の傲慢さを見つめなすことができました。

 

また、自分の善良さについては、私自身あまり考えてきませんでした。

 

そんなこともあってか、この物語で触れられた善良さを新鮮な気持ちで読むことができました。

 

善良さが自分にもあった時があったなーとかとか考えました。

 

考え始めたら止まらない!

 

すっかり、この物語に囚われてしまいました笑

 

つまり、それほど深い作品だったということです!

 

考えすぎて頭がパンクしそうです涙

 

 

【まとめ】

 

今回は、辻村深月さんの『傲慢と善良』を読んでみました。

 

明かされていく真相はまるでミステリー作品を読んでいるようでした。

 

また、恋愛についての「傲慢と善良」の描写はいろいろと考えさせられました。

 

自分について、深く深く考え直すことができました。

 

自分の恋愛について、もう一度見つめ直したい人にぴったりの作品となっていました。

 

自分の恋愛観が深くなること間違いなしです!

 

ぜひ、実際にこの作品を読んでみてくださいね!

 

 

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